ドヨン(NCT)が演技初挑戦！不思議なカフェを訪れる人々の淡いロマンスに癒される

日本とはまた異なる文化が根付いている韓国のカフェ事情。"クロッフル"や"ボンボン"など韓国発祥のカフェスイーツやこだわりのインテリアなど、韓国のカフェには、女性の心をくすぐるアイテムが散りばめられている。

そうしたおしゃれなカフェ＆バーがロケ地として登場する韓国ドラマは、「トッケビ～君がくれた愛しい日々～」(2016年)や「梨泰院クラス」(2020年)など多数あるが、韓国カフェそのものがテーマになったオムニバスドラマが「深夜カフェ」だ。

釜山のとある場所で深夜だけ営業しているこのカフェは、ライトアップされた木々の小道を抜けた先にあり、見ているだけで癒される落ち着いた空間だ。韓国インテリアならではのおしゃれなカフェの雰囲気もさることながら、同作にNCTのDOYOUNG(ドヨン)が出演したことでも話題となっている。

ドヨンと言えば、美しいハイトーンボイスを持つNCTのボーカリストとしてだけではなく、ソ・ガンジュンと共に5urprise(サプライズ)としてデビューした経歴を持つ俳優・コンミョンの弟としても知られており、以前から兄弟共演やドヨンの演技デビューを望む声は多かった。そんな彼の演技初挑戦となる作品が、KNTVにて8月19日(木)からスタートするロマンス「深夜カフェ」だ。

舞台となるカフェは、地図には載っておらず、メニューもシン・ジュファン扮するマスターのお任せのみという不思議なお店。店を訪れる人々はそれぞれに事情を抱えているが、店が叶える"タイムスリップ"の能力を使って過去と未来を行き来しながら、大切な人への想いを伝えようとする...というファンタジックなヒーリングドラマだ。

シーズン1～3に渡って制作された中で、ドヨンが演じるのは、シーズン3に登場するルックスから成績、性格まで何もかもが完璧な高校生ソン・ジウ。本作では"記憶を失っていく母"と、唯一の友人だがダンサーの練習生になるために"3日後にソウルへ行く女友達ソンミン(キム・イニ)"に対する複雑な感情を表現している。

ドラマの持つファンタジックな雰囲気にもマッチし、演技初挑戦とは思えない自然な芝居を見せたドヨン。制服姿がお目にかかれるのもポイントだ。

また、ドヨンの相手役であり、アイドル練習生の高校生ソンミン役に抜擢されたのが、新進女優、キム・イニ。ドラマ「女神降臨(原題)」の高校生役やアーティストのMVに出演経験はあるものの、ヒロイン役としての起用はこれが初めて。ソンミン自身もジウに想いを寄せており、2人の間に漂う"友達以上、恋人未満"の空気感は、このドラマに甘酸っぱい感情をもたらしてくれる。

これまでもMCやバラエティなどで活躍を見せてきたが、演技の才能までも開花させたドヨン。ドラマのOSTにも参加し、「夜の空気」では透き通るような甘い歌声を披露。歌詞には、「振り返ればあの場所にいるんです 暖かかったあなたを 見つめていた僕の心に 気づいてくれますか」というジウがソンミンに思いを伝えるという劇中のストーリーが盛り込まれている。

初挑戦となった演技はもちろん、ドラマの美しい世界観を引き立てるその高い歌唱力にも改めて注目してほしい。

文＝津金美雪

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