昨年、デビュー15周年というスペシャルな1年を駆け抜け、今年に入ってからも約7年半ぶりとなる日本アルバム『Star』や10th アルバム『The Renaissance』のリリースなど精力的に活動を続けるSUPER JUNIOR。15年の間には幾多の試練があったものの、それらを乗り越えてきた彼らの結束は固く、ひとたび集まればそのチームワークはK-POPグループの中でも随一だ。
互いに思いやり、言いたいことも言い合えるSUPER JUNIORの関係性。メンバー同士の仲が良いことはよく知られているが、年上とも年下ともすぐに打ち解け、誰からも愛されているメンバーといえばウニョクだろう。リーダーのイトゥクが入隊中にはグループをまとめ上げ、純粋で優しい性格のため、末っ子キュヒョンや他メンバーからよくいじられているウニョク。メンバーが脱退するというドッキリにかけられた時にも涙を流して説得をするほどメンバー愛に溢れている。
また、グループ内ユニットであるSUPER JUNIOR-D&Eのドンへとは、周囲からも兄弟やカップル、夫婦とまで言われるほどの仲で、番組などで口にする「ドンへは僕がいないと何もできない」という言葉もドンへに対する愛情と信頼からだろう。
メンバーを家族のように愛するウニョクだが、実の家族の前ではどのような表情を見せているのか?KBS Worldで9月26日(日)から放送されるバラエティ「家事をする男たち~ウニョク(SUPER JUNIOR)セレクト」では、約20年ぶりに家族と同居することになったウニョクに密着。実の両親や、姉との久々の共同生活を通じてウニョクの素顔が明らかになった。
「イ・ヒョクチェ(ウニョクの本名)~、起きて~」と父親に起こされるウニョク。「ご飯の支度が出来たよ」、と起こされたはずなのにまだ整っていないテーブルを見て「全然出来てないじゃん」と言いつつも母を手伝う姿にほっこりさせられる。久しぶりの家族揃っての食卓では、父の長すぎるお祈りに「寝るかと思った」と言ってみたり、いちゃつく両親に「ご飯を食べてください」と突っ込んだり、飾らない会話が日常を感じさせる。
倉庫では大量の荷物を巡り、物を大事にして捨てられない母と整理整頓して運動器具を置きたいウニョクとのささやかなバトルも勃発。結局母には逆らえず、一度出した荷物をまた仕舞うことになる様子には、「あるある!」とリアルな家族像に共感させられるはずだ。
これまで別々に暮らしてきた家族が再び一緒に暮らすにあたり、多少の対立は予測されていたことだろう。それでも同居を決意した背景には、ウニョクの母への想いがあったようだ。肺炎を患う母親をケアするために、「少しでも空気が綺麗な場所で共に暮らしたい」とこの一軒家を購入したと明かしたウニョク。夜中に咳込むことのある母の様子に耳をそばだて、「もう大丈夫だ」と分かるまでは目は閉じないという。いつ何があるか分からない母を、家族みんなでサポートしたいという"愛にあふれた共同生活"なのだ。
家族やSUPER JUNIORのメンバーなど、周囲の人への思いやりを忘れることがないウニョク。そんな彼の姿には、トップアイドルとしてだけではなく、一人の人間として尊敬の念を抱かざるを得ない。
文=津金美雪
放送情報
家事をする男たち~ウニョク(SUPER JUNIOR)セレクト
放送日時:2021年9月26日(日)17:30~
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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