大ヒットした韓国ドラマ「彼女はキレイだった」の日本リメイク版は、一部生放送という取り組みもあり、中島健人&小芝風花扮する主人公たちの動向が最後まで注目を集め最終回を迎えた。日本版ならではの良さを加えつつも、キーアイテムであるジグソーパズルの絵柄をはじめ、オリジナル版を踏襲している設定も随所に...。韓国ドラマファンであれば、改めてパク・ソジュンが演じたソンジュン副編集長をもう一度見たいな、と思った人も多いのではないだろうか。
中島健人が演じた副編集長同様、超ドS上司だったソンジュンも、ヒロインに惹かれていくうちに見せる無邪気な笑顔や、ふいに掛けられる優しい言葉が究極のギャップ効果を生み、当時も多くの女性視聴者をノックアウト。身長180cm超のイケメンエリートであり、アメとムチを巧みに使い分けたソジュンの魅力には抗いようもなく、瞬く間にスターダムへと駆け上がっていった。
そんなソジュンへの注目度が日本でも拡大してきたタイミングで、2度目の来日ファンミーティング「パク・ソジュン 2016 Fan Meeting in Japan ~with JUNNER~」(KNTVで9月26日に放送)は開催された。当時はファンクラブ設立直後の開催であり、「彼女はキレイだった」撮影時の裏話や再現シーンなども大いに盛り上がりを見せた。
韓国オリジナル版では、SUPER JUNIORのシウォンが演じる編集部のシニョク記者が勝手にソンジュンの下着を着てしまい、その下着を彼にあげるという場面が反響を呼び、SNSにその写真をアップすると、放送後、ファンやメーカーからパンツが大量に贈られてきたと語ったソジュン。「当分パンツには困りません」と発言し、会場の笑いを誘った。
また、ドラマの名場面を振り返るコーナーでは、ソンジュンとヒロインの親友がバドミントンを一緒にする場面から、スカート姿のハリにソンジュンが自分のコートを腰に巻いてくれる紳士的なエピソードを再現。ほかにも、雨の日にトラウマを持つソンジュンが、ヒロインとともにパーカーを被るシーンを再現して見せるなど、どの場面も一瞬で役に入り込み、ソンジュンの優しさを見事に体現していた。
ユーモラスに会場を沸かせたかと思えば、話の途中で真顔になって通訳さんの仕事ぶりに感心する場面もあり、ドラマさながらくるくると変わる表情を見せたソジュン。その一挙一動に歓声が上がり、その人気ぶりは当時から凄まじいものだったことが窺える。
このファンミーティングの時は、現在も交流が続くパク・ヒョシンクやV(BTS)と共演した時代劇「花郎<ファラン>」(2016年)の撮影に入っていたソジュンだが、その後の「サム、マイウェイ~恋の一発逆転!~」(2017年)、「キム秘書はいったい、なぜ?」(2018年)、そして新たなファン層を獲得した大ヒット作「梨泰院クラス」(2020年)と現在に至るまで、次々に代表作を生み出し続けているのは周知の通りだ。今後は一体どんな役で楽しませてくれるのだろうか、非常に楽しみである。
文=津金美雪
放送情報
パク・ソジュン 2016 Fan Meeting in Japan ~with JUNNER~
放送日時:2021年9月26日(日)21:05~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
詳しくはこちら