「梨泰院クラス」の大ヒット以降、これまで以上に多くの注目を浴びるようになったパク・ソジュン。正義感の強い硬派な主人公、パク・セロイを演じたことで、昨今ではすっかり兄貴肌なイメージが定着。しかし、かつては"ラブコメの神"と呼ばれるほどラブストーリーで大きな存在感を発揮していた。
ソジュンのラブコメの才が一番初めに見出された作品は、10月1日(金)よりKNTVにて一挙放送されるドラマ「魔女の恋愛」(2014年)。39歳でバリキャリ、おひとり様を貫き後輩にも厳しいため "魔女"と呼ばれる雑誌記者・ジヨン(オム・ジョンファ)と、ひょんなことからジヨンの助手として働くことになった年下男子・ドンハの恋愛模様を描いている。当時、劇中の設定と同じ25歳だったソジュンが初主演を務めた本作では、とにかくオトナ女子の心をくすぐる胸キュン演技をさく裂させている。
元カレに心揺らすジヨンに「彼の元に戻らないで」と切なく囁きながらバックハグ。そして、人前でも「"若すぎる"って遠ざけないで。今は俺の方が夢中だけど、チーフも俺を好きになる。そうしてみせる」と告白...。そうした年下男子の恋愛セオリーを完璧に演じたソジュン。
14歳年上のヒロインを一途に追いかけ、直球な恋愛表現を見せる姿だけでもかなりの胸キュンものだが、本作はこれだけではない。ソジュンが後に出演した大ヒットドラマ「彼女はキレイだった」(2015年)や「キム秘書はいったい、なぜ?」(2018年)に通ずるような美しいキスシーンも多数あり、"キス職人"たる華麗なる第一歩を踏み出している。
第1話から恥をかかされたジヨンをかばうため、大勢の前で濃厚なキスを見せたドンハ。彼の優しさにも美しいキスの角度にもうっとりしてしまうのだが、今でもファンの間で語り継がれる伝説のキスは第2話に登場する。
ジヨンとドンハでビールを飲もうとして、プルタブを開けたところ、飲み口からは泡が噴出。同時に2人は慌てて缶に口を当てる。あまりの至近距離に目をそらせないジヨンとドンハ。そこから自然な流れで何度も唇を重ねる2人のキスシーンには、多くの視聴者がときめいたに違いない。
この他にもジヨンに2度目の告白をして、受け入れてくれた彼女の顔を手で優しく包み込むように交わすキスや、恋人になった2人がイチャイチャと戯れながら額や頬へ浴びせるキスの嵐など、ソジュンの醸し出す甘い雰囲気にドキドキさせられっぱなしだ。
現在、以前から出演がウワサされていた『キャプテン・マーベル』続編への参加が正式発表され、遂にハリウッド俳優としてのスタートを切ったソジュン。スケールが桁違いのマーベル作品でのアクションにもちろん期待は膨らむが、"ラブコメの神"としてのロマンス演技もまだまだ見たい...。過去のインタビューで「どうせ演じるならキスシーンは積極的にやる」と語ったこともあるだけに、新たなラブコメで見せるキスシーンも待ち遠しい。
文=津金美雪
放送情報
魔女の恋愛
放送日時:2021年10月1日(金)15:30~
※毎週(月)~(金)15:30~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
詳しくはこちら