親友から恋人へ...「TharnType2」で注目されたジャー＆ファーストの愛情たっぷりのラブシーン

近年、日本でも一大ブームを巻き起こしているタイドラマ。特に、「2gether」シリーズ人気は凄まじく、映画版が制作されれば公開前からTwitterの世界トレンド1位を獲得する大反響ぶり。主人公のサラワット＆タインを演じた"BrightWin(ブライトウィン)"への注目度も高まるばかりだ。

そんな中、熱心なタイドラマファンの間で支持を集めている作品が「TharnType／ターン×タイプ」だ。その7年後のエピソードを描いた第2弾「TharnType2 -7Years of Love-」で存在感を発揮したレオ＆フィアットを主人公とした新作ドラマ「Don't Say No -心が近づくとき-」が、衛星劇場にて10月25日(月)より日本初放送される。

2020年2月より全世界配信された「2gether the series」に先んじて、2019年10月よりタイにて放送された「TharnType／ターン×タイプ」。幼い頃のトラウマからゲイを嫌悪する学生・タイプ(ガルフ)と、ハンサムで心優しいゲイの青年・ターン(ミュー)が距離を縮めていく姿を描き、名だたるTVアワードで「ベストカップル賞」や「ベストキスシーン賞」を受賞するなど、その情熱的な愛情描写が高く評価された人気シリーズだ。

そしてその第2弾、恋人たちの鬼門と呼ばれる"魔の7年"を迎えたターン＆タイプの関係を描いた「TharnType2 -7Years of Love-」で新たな人気を獲得したのが、大学生のフィアット(ファースト)とその幼なじみ・レオ(ジャー)のカップルだ。特にファーストは、「2gether」でサラワットをライバル視するミル先輩の友人としても出演しており、美しく整った彼のルックスに見覚えがある人も多いのではないだろうか。

恋愛経験豊富だが、本当は幼なじみのレオが大好きなフィアットと、フィアットが気になっているものの恋に奥手で行動に移せないレオ。「TharnType2 -7Years of Love-」では、バスケットボール選手のフィアットがケガを負い、訪れた病院でタイプにひと目惚れ。熱烈に付きまとってターンを不安に陥れるという、ターン＆タイプの"当て馬"的役割を担っていた。

結局はフィアットの存在がきっかけとなりターンとタイプは思いを通わせることになるのだが、その一方で、幼なじみなのに(だから？)同じベッドで体を密着させて過ごすほど親密な一方で、互いに素直になれないレオ＆フィアットのムズキュンな関係がファンのハートを鷲づかみに...。

そして、「レオとフィアットのストーリーが見たい！」というファンの熱い声に後押しされ、サブカップル、つまり脇役に過ぎなかったレオ＆フィアットのもどかしい恋愛模様を描く新作が制作されるに至った。

「Don't Say No -心が近づくとき-」では、紆余曲折あり親友から恋人に発展したレオ＆フィアットのその後が描かれる。ついに心を通わせた2人だが、長年の幼なじみの距離感から恋人関係に移行させるには、問題が山積み。第1話では早速「恋人って何をするんだ？」と戸惑う2人の無防備さにキュンとさせられる。

生まれてこのかた20年間も友達だった2人にとって、"恋人"の境界線を越えることは難しい。見ているこちらもそれがわかるからこそ、「友達だった頃はベッドにももぐり込めたのに...」ともどかしさを募らせレオのベッドで一人ゴソゴソし始めてしまうフィアットの生々しい葛藤にムズムズするし、辛いものが苦手なフィアットのために料理の唐辛子を一つずつ取り除いてあげるレオの精一杯の優しさにはつい共感してしまう。

回が進むにつれ、レオに思いを寄せる恋敵が出現したり、レオの両親のもとに恋愛経験豊富なフィアットの過去に関するある写真が届くなど、周囲も慌ただしくなっていく。友達同士だった頃は何でも言い合えたのに、恋人になった途端、素直な思いがなかなか言えずに悶々としてしまう...そんな2人のハッピーエンドを願わずにはいられない。

「Don't Say No -心が近づくとき-」スタート直前の10月18日(月)には、「TharnType2」での2人の映像に、互いの心の声や未公開シーンをプラスして編集された特別編「LeoとFiatの（愛の）秘密」も放送される。秋の夜長、めくるめくタイBLドラマの世界にどっぷり浸かってみたい――そんな気持ちを満たしてくれる作品だ。

文＝酒寄美智子

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