豊作揃いのSBSドラマで大賞は誰の手に!?皆さんの注目俳優は?
今年も「演技大賞」の季節がやってきました。昨年に続き、今年もコロナ禍の中での授賞式ということで、例年のような華やかな宴はお預け。受賞候補者は各自の待機場所で吉報を待ち、受賞が決まるとステージに上がる方式で行われます。
今年のSBSは、ドラマが豊作でした。シーズン3まで放映された『ペントハウス』をはじめ、『模範タクシー』『ONE THE WOMAN』など、視聴率15%超えのヒット作が続々と誕生しました。演技大賞の大賞候補には、キム・ソヨンさん(『ペントハウス』)、イ・ジェフンさん(『模範タクシー』)、イ・ハニさん(『ワンザウーマン』)などの名前が上がっています。なかでも私が注目しているのが、『模範タクシー』で主役を演じたイ・ジェフンさん。
『模範タクシー』とは、電話一本で復讐計画を遂行するダークヒーローたちの暗躍を描く痛快復讐代行アクション。とにかく内容がおもしろい!と、すでに来年シーズン2の放映も発表されています。
劇中、イ・ジェフンさんが演じたのは、表の顔はタクシー運転手、裏の顔は復讐グループのリーダー キム・ドギ。今作がアクション初挑戦とは思えない、軽やかなアクションっぷりと、ドライブテクには惚れてしまいます。そして、潜伏捜査するときの扮装&なりきりっぷりもすばらしく、ニヒルな男からチャラ男、やさぐれ男、女装まで、その扮装の幅にはあっぱれです。
実力派俳優として有名なイ・ジェフンさんですが、素顔はかなりのお茶目さん。映画の宣伝では、アイドルっぽい自己紹介をお願いされ、ノリノリでスーパージュニアの挨拶「シュポジュニオエヨ!(スーパージュニアです!)」を真似た、「リーダー担当のイ・ジェフンですっ!」と挨拶。撮影現場では、とにかく楽しくいたい! という思いが強すぎて、カットの声がするとカメラや共演俳優に向かって指ハートをしたりするそうです。トラベルバラエティ番組に出演した際には、ちょっぴり天然で、弟頼りの困ったちゃんぷりを見せていました。
素顔もキュートなイ・ジェフンさん。意外にも演技大賞の大賞受賞は未経験だそう。今年は大賞の栄冠に輝くことはできるのか。年末年始もイ・ジェフンさんに注目です。
取材・文:酒井美絵子
聖心女子大学卒業後の2001年に渡韓。韓国外国語大学大学院在学中の2002年から、韓国から日本に輸出されるK-POP紹介番組などに出演。2004年からは日本の韓流ブームに乗り韓流雑誌への寄稿を開始。その後、出版・テレビ・映画といったメディア業界を中心に、ライター、コーディネーター、翻訳家として日々活動中。
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放送情報
「2021 SBS演技大賞」
<番組概要>
『ペントハウス2』(原題)、『ペントハウス3』(原題)、』『模範タクシー』(原題)、『ラケット少年団』、『ホンチョンギ』(原題)、『熱血弁護士パク・テヨン~飛べ、小川の竜~』などを放送したSBS。大賞に輝くのは?2020年に9冠を獲得し、2021年も話題となった『ペントハウス』シリーズは異例の快挙を成し遂げるか?
放送情報:2022年1月1日(土) 20:30~ 日本初放送
チャンネル名:KNTV