昨年12月1日に鮮烈なデビューを飾った6人組ガールズグループ・IVE(アイヴ)。IZ*ONE(アイズワン)の最年少センターだったチャン・ウォニョンとアン・ユジンが加入したグループということもあり、結成当初から注目を集めていたが、デビュー早々そのポテンシャルを発揮した。
デビューシングル「ELEVEN」の初動セールスは、15万枚を超え、2021年にデビューした新人アイドルの中で最多を記録。韓国の主要音楽番組で9冠を達成(1月16日時点)するなど、いきなり"第4世代"のガールズグループの筆頭であるaespa、ITZYらに肩を並べる存在へと躍り出たことで大きな話題となった。
IVEとして初の音楽番組出演は、ウォニョンがENHYPENのソンフンと共にMCを務める「ミュージックバンク」(韓国放送:2021年12月3日)。ウォニョンは同年10月より第37代目MCに起用されたばかりで、立派に番組進行を務めながらアーティストとしての実力を見せつけることとなった。
IVEは、その翌日、翌々日と、「ショー!K-POPの中心」や「SBS人気歌謡」にも連続出演。これは"WIZ*ONE"であれば言わずもがなだが、「SBS人気歌謡」にはユジンが、「ショー!K-POPの中心」にはIZ*ONE出身のキム・ミンジュがMCを務める音楽番組。ミンジュは番組放送後、SNSでIVEとして活躍するウォニョンとユジンを応援する投稿をしており、IZ*ONE解散後でも相変わらずの仲の良さに、多くのWIZ*ONEは歓喜したことだろう。
また、それぞれ新年最初の放送となった「ミュージックバンク#1102(韓国放送日:1月7日)」、「ショー!K-POPの中心#753(韓国放送日:1月8日)」、「SBS人気歌謡#1121(韓国放送日:1月9日)」に、再びIVEは連続出演。これで「ELEVEN」の活動は終了となるが、DIVE(IVEのファン)に向けて、満面の笑顔で首位を獲得した喜びの声を発表していた姿が印象的だった。
昨年は、IZ*ONEのリーダーだったクォン・ウンビ(8月)、メインボーカルとして圧倒的な歌唱を見せていたチョ・ユリ(10月)、儚げで清楚なビジュアルが人気を集めたカン・ヘウォン(12月)がそれぞれソロデビューしており、ウンビやユリはすでに音楽番組でウォニョンやミンジュらと再会を果たしている。
また、1月17日(月)には、チェ・イェナが1stアルバム『SMiLEY』でソロデビューすることが決定。ほかにも、宮脇咲良やキム・チェウォンが「新ガールズグループとしてデビューするのでは?」という噂も絶えない。昨年末に開催された「2021 MAMA」でのWanna Oneの復活が大きな話題を呼んだが、彼ら同様、それぞれの道を切り拓いたIZ*ONE出身メンバーたちが音楽番組や音楽授賞式などで一堂に会する...なんてこともありえそうだ。
一方、AKB48に復帰した本田仁美やHKT48の活動を再開した矢吹奈子も日本のメディアで目にする機会が増え、その活躍ぶりは周知の通り。IZ*ONE時代からダンススキルがずば抜けていたイ・チェヨンはダンサーとしてダンスサバイバル番組「STREET WOMAN FIGHTER」に出演し、厳しい環境の中で奮闘する姿が注目を集めたことも記憶に新しい。
惜しまれつつIZ*ONEが活動終了してからわずか1年足らずで、それぞれが新たな道で動き出しているメンバーたち。音楽番組を席巻するIVEの華々しいデビューを見て、どこかデジャヴのような感慨に耽った人も少なくないのではないだろうか。
こうして様々な場所で彼女たちの活躍を見かけるのは、やはり各々が実力を持った"トップアイドル"だからだろう。そして抜群のチームワーク、仲の良さが際立っていたIZ*ONEだっただけに、別の道に進んでも交友関係がいつまでも続いて欲しいと思う。
文=津金美雪
放送情報
ミュージックバンク(字幕付き) #1102(韓国放送日:1月7日)
放送日時:2022年1月21日(金)22:00~
※字幕付き放送は毎週(金)22:00~
チャンネル:KBS World
SBS人気歌謡<字幕あり> #1121(韓国放送日:1月9日)
放送日時:2022年1月22日(土)8:30~
※字幕あり放送は毎週(土)8:30~
チャンネル:女性チャンネル♪LaLa TV
ショー!K-POPの中心(字幕版) #753(韓国放送日:1月8日)
放送日時:2022年1月25日(火)14:00~
※字幕版は毎週(火)14:00~
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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