アン・ヒョソプ&キム・ユジョンの"ケミ"が話題を呼んでいるロマンス時代劇「ホン・チョンギ(原題)」。2021年10月に韓国で最終回を迎えてから約5ヶ月、KNTVにてオンエア中の日本でも現在第6話までが放送を終えているが、徐々に接近していく2人の意味深なシーンはSNSでも大反響!特に、盲目のハ・ラム(ヒョソプ)が、運命の相手であるホン・チョンギ(ユジョン)と暗闇の中で距離を縮めていく姿は、息を止めて見入ってしまう親密さに溢れている。
そんな名シーンが既に続々と誕生しているドラマ前半を一気に振り返る「今からでも間に合う!『ホン・チョンギ』ダイジェスト」がKNTVにて3月12日(土)に放送される。
朝鮮時代に実在した天才女性絵師、ホン・チョンギをモデルにしながらも、魔王や呪いといったファンタジックな要素とダイナミックなCGを駆使し、宿命に阻まれる2人の恋をスケール大きく描いている同作。日本でも、その世界観に引き込まれる視聴者が続出。「切なくて目が離せない!」「ホン・チョンギが面白すぎて1週間が長い...」といった声が飛び交っている。
前半の中でも特に話題を集めたのは、第2話の大人になったチョンギとラムの再会シーン、そして第4話で描かれる2人の幻想的なキスシーンだ。
ともに魔王の呪いをかけられて誕生し、9歳で出会うホン・チョンギとハ・ラム。その時ラムは、人間の生死を司る神によって、生まれながらにして盲目だったチョンギの"運命の相手"と定められ、彼女の代わりに視力と愛する父を失う...という過酷な宿命を背負うことになる。それから19年後――成長したチョンギとラムが再会するところからストーリーは一気に加速し始める。
第2話では、成長した2人の再会が印象的に描かれた。何者かに追われるチョンギが突然、身を隠すためラムの乗る輿に乗り込んできたことから2人は再会し、運命が動き出す。
そして"怪物"と恐れられてきたラムの赤い目を、じっと見つめて"素敵"と褒めるチョンギ。初めて自分の目に向けられた好意的な言葉に驚き、ハッと顔をあげるラムは、かすかにまぶたを見開く――表情の微妙な変化で心の繊細な動きを表現するヒョソプの演技力が光る名シーンだ。
赤く反射するラムの瞳を作り出すために、特別なコンタクトレンズが使用された。ヒョソプはインタビューで「実はBTSのVさんがつけた"BTSレンズ"というのがあって、色はピンクなんですけど、それがCGで一番自然に映ると言われて、ハ・ラムを演じる時には常につけていました」と明かしている。
そんな裏話を踏まえて、2人の再会シーンを見直してみると、より特別な意味合いを帯びてくる。
第4話では、2人の美しいキスシーンが描かれた。月明かりに照らされ、心の目で見つめるようにチョンギの顔をそっとなでるラム。優しく唇にふれ、自分の唇をそっと近づける。
このシーンもヒョソプがインタビューで「僕の誕生日近くに撮影したのですが、ユジョンさんがサプライズケーキを用意してくれた記憶があります。それからキスシーンを傾斜のある所で撮影したんです」と振り返っている。
「キスシーンを撮っていると段々顔が下がっていくので、気付いてみたら傾斜で僕が滑っていたんです(笑)。そんな大変さもありました」とヒョソプが明かしたエピソードからは撮影現場の和やかな空気が感じられるが、当のキスシーンはまるで夢の中のように幻想的。ベクヒョン(EXO)が歌うOST「Is it me?」の美しい歌声とも相まって、見惚れるほど美しいシーンに仕上がっている。
第2話の再会シーン、第4話のキスシーンともに、盲目のラムの視線がさまよい、その手でチョンギの存在を確かめるように輪郭をたどるさまが胸を締め付ける。「ホン・チョンギ」ならではの美しい名シーンだ。
序盤のエピソードが伏線となって後半生きてくる展開も多いため、今回のダイジェスト版でストーリーをしっかりおさらいして後半の盛り上がりに備えたい。美しい映像美に改めて酔いしれるのもまた一興だ。
文=酒寄美智子
放送情報
「ホン・チョンギ」インタビューSP
放送日時:2022年3月9日(水)5:30~
チャンネル: KNTV
今からでも間に合う!「ホン・チョンギ」ダイジェスト
放送日時:2022年3月12日(土)13:30~
※「ホン・チョンギ」は毎週(土)20:00~(2話連続放送)
チャンネル:スカチャン1(KNTV801)、KNTV
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