BTSは念願の初受賞なるか？ジャスティン・ビーバーらビッグネーム揃いの第64回グラミー賞

1月31日に開催が予定されていたが、新型コロナウィルスの影響を受けて延期となり、満を持して4月4日(月)に開催される「第64回グラミー賞授賞式」。多くのビッグアーティストが名を連ねる中で、ひと際大きな注目を集めているのがBTSだ。

2017年の初受賞以降5年連続で賞を受賞している「ビルボード・ミュージック・アワード」、2021年にアジア人として初めての大賞となる最優秀アーティストに輝いた「アメリカン・ミュージック・アワード (AMAs)」と、アメリカ三大音楽賞の制覇に王手をかけているBTS。残す一つが、音楽の質を最も重視すると言われる「グラミー賞」だ。

音楽業界で最も栄誉ある賞と見なされているアワードだけに、BTS自身も、2018年頃からアメリカのTV番組やアルバムの記者会見などの場で"目標"と公言してきた。2019年にプレゼンターとして初めてグラミー賞の舞台に登場すると、2020年にはリル・ナズ・Xといった他のアーティストとともにコラボパフォーマンスを披露した。

2021年には世界的ブレイクのきっかけとなった「Dynamite」で「最優秀ポップ・パフォーマンス (グループ)」部門に初ノミネート。受賞は叶わなかったものの、韓国からのリモート出演で単独パフォーマンスも披露し、大きなインパクトを残した。

BTSは今回の「第64回グラミー賞授賞式」で、昨年大旋風を巻き起こした「Butter」で「最優秀ポップ・パフォーマンス (グループ)」に2年連続のノミネートを果たしたわけだが、受賞の前には超有名アーティストたちが立ちはだかっている。

前回のBTSを抑え、同部門を制したレディー・ガガがレジェンド歌手のトニー・ベネットとのコラボでノミネートされているほか、主要3部門を含む計8部門選出のジャスティン・ビーバーとベニー・ブランコ、BTSとのコラボが話題となったコールドプレイ、「AMAs」の「コラボレーション・オブ・ザ・イヤー」に輝いた「Kiss Me More」のドージャ・キャット Featuring シザ...と、世界の音楽シーンを牽引するビッグネームが勢ぞろい。

1年ごとに着実に歩みを進めてきたBTSは果たして念願の受賞を成し得るのか？なお、3月15日には、3年連続でパフォーマンスを披露することが発表されており、受賞の行方はもちろん、ステージングにも注目したいところだ。

BTS以外にも、主要3部門を含む7部門にノミネートされているビリー・アイリッシュや、第62回のビリーに次ぐ「最優秀新人賞」を含む主要4部門完全制覇の期待が高まるオリヴィア・ロドリゴ、さらにブラザーズ・オズボーン、ブランディ・カーライル、リル・ナズ・X with ジャック・ハーロウらがパフォーマンスを披露。初開催となるアメリカ・ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナで、圧巻のステージを見せてくれることだろう。

ノミネートでは、ジョン・バティステが歴代2番目の記録となる11ノミネートされており、ブルーノ・マーズの持つ一夜7冠の最多受賞記録を塗り替えるのかにも注目。そして近年、女性アーティストがグラミーで躍進しているという点では、先述のビリーやオリヴィアに加え、ともに8部門に選出されているドージャ・キャットやH.E.R.らの行方も気になるところだ。

延期すること2ヶ月、首を長くして待っていた世界中の音楽ファンが注目する「第64回グラミー賞授賞式」。今回も歴史的なドラマが生まれるのか、その瞬間を見逃さないようにしたい。

文＝HOMINIS編集部

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