"ハリウッドの若きミューズ"エル・ファニングと"英国美男子"ニコラス・ホルトが夫婦役で豪華共演で話題となった、海外ドラマ「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~ シーズン2」が日本でも放送されることが決定。本作は『女王陛下のお気に入り』でアカデミー賞にノミネートされたトニー・マクナマラが送り出す、18世紀のロシア宮廷を舞台にした、ジャンルを超越するアンチ・ヒストリードラマだ。
シーズン1 はエカチェリーナが夫ピョートルから政権を奪うべくクーデターを起こすまでが描かれたが、シーズン2 では彼女がいよいよロシア皇帝の座を手に入れ理想の国づくりに取り掛かり、身重の体で宮廷闘争を生き抜き人生初めての出産に臨むことに。女帝となったエカチェリーナのさまざまな挑戦を描く第二章はさらなるスリルと笑い、感動と驚きが待ち受ける。
スーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメにて5月9日(月)より独占日本初放送されるのに先駆け、エカチェリーナ役のエル・ファニングとピョートル役のニコラス・ホルトにインタビューを敢行。2人に作品についての見どころをはじめ、撮影でのエピソードを語ってもらった。
──シーズン2の見どころを教えてください。
エル「シーズン2は盛り沢山ですよ。シーズン1では、エカチェリーナが新たな国に慣れようとする姿や、結婚が描かれましたね。さらに権力を得ようとして、クーデターを企て乗っ取りを画策していました。彼女はシーズン1の終盤にかけて人として成長し、とても強くなりました。
それでシーズン2では、彼女はついに権力を手にします。権力を手にした時、それをどう扱うのか、善のために扱えるのか、良きリーダーになれるのか、といったことが描かれています。そして、シーズン2のほとんどで彼女は妊婦姿です。シーズン2では、全編を通じて「子育て」というテーマが描かれます。私たちも親になるし、それに私たち自身の親たちも登場します。私の母親ヨハンナ役はジリアン・アンダーソン(TV「X―ファイル」)が演じるんです。そして...?」
ニコラス「僕の父、ピョートル大帝はジェイソン・アイザックス(映画『ハリー・ポッター』シリーズ、TV「スタートレック ディスカバリー」)が演じます。シーズン2でのエカチェリーナは国のリーダーだけど、母親の到着によって、まるで10代に戻るようなところがあります。ピョートルにとっては...、私たちはピョートル1世についてよく耳にすると思いますが、彼の影が、僕が演じるピョートル3世にのしかかっていました。でも突然彼と会って、自分が思っていたような、記憶していたような人物ではないことに気付いていきます。そこで彼は、リーダーとして、または両親や自分の信条とは別の人間として、どうありたいかを考えるようになるんです」
──シーズン1では視聴者からたくさんの反響や感想が得られたと思いますが、それはシーズン2でどのように活きていますか?
ニコラス「シーズン1の時に僕が嬉しかった感想は、彼が「楽しみの君主」みたいだって言われたことです。キャストみんなで楽しく製作しているのが伝わってくるって。どんなシナリオの作品であっても、製作陣が楽しんでいると、それが伝染して、参加している方も楽しくなる。これからも、こうやって楽しい時間を続けたいですね(笑)」
エル「そうですね(笑)。私は、視聴者の皆さんを驚かすことができて嬉しいです。世界中が、新型コロナウイルスのパンデミックだった時に放送された作品ですが、シーズン1はパンデミックではない時期に撮影しました。世界が激変する最中に、皆さんに自宅のテレビで沢山楽しんでいただけて良かった。ちょっとした現実逃避にもなったと思います。はっきりとしたトーンがあって、タイミングが完璧でした。シーズン2も同じくらい気に入ってもらえるといいな!(笑)」
──現実逃避といえば、シーズン1では刺激的なシーンが沢山ありましたよね。シーズン2にもクレイジーな場面が沢山あると思います。お二人がビックリしたようなシーンはありましたか?
ニコラス「ショッキングなところといえば、シーズン2では出産のシーンがあるんですが...」
エル「ピョートルが出産する(笑)」
ニコラス「そうそう、僕が出産する。いやいや(笑)。エカチェリーナがパーヴェルを産むところなのですが、宮廷の人たちがベッドを用意したり、子どもの性別のことだったり...」
エル「ポップコーンを食べながらお楽しみいただきたいですね」
ニコラス「見ものですよ。僕は出産したことはないけれど、あれ以上最悪なことはないと思う(笑)」
エル「ほんとそう。かなり衝撃(笑)。それから、このシーズンには、本当に衝撃的なシーンがひとつあります。でも、まだ誰も知りません。私もまだ言えない」
ニコラス「僕は知ってる!」
エル「ごめんなさいね。でも心配しないで。すっごい衝撃だから!びっくりすると思いますよ」
──シーズン1のインタビューの際に、ニコラスとはよく現場でふざけあっていたとお話ししていましたよね。現場での面白かったエピソードがありましたら教えてください。
エル「私たちはよく2人で笑い合っているんです。トニー(・マクナマラ)が書いてくれた2人のシーンをやるのが大好きなんです。お互い一緒に挑戦し合えていると思いますね。それからエカチェリーナとピョートルのようなキャラクターたちのコンビネーションの形も様々で、すごく複雑で幾重にも重なっています。だから一つのシーンも様々に演じられますし、こんなやり方もあるよねって発見を楽しんでいます。一緒にいて居心地が良いんです。まるで...、なんだろう、『楽』って感じ?」
──ニコラスはどうですか?
エル「これより良い舞台裏エピソードだよ。いっぱいあるよね!」
ニコラス「これはちゃんとしたエピソードじゃないかもしれないですけど、素晴らしいNG集があると思います」
エル「演技講座のやつだ(笑)」
ニコラス「エルが演技指導してくれたんです。あるシーンに取り組んでいるところに、エルが僕のために解説してくれたんです。これがこうなって、あなたはこういう振る舞いをして、それが演技なんだよって(笑)」
エル「これは実際に見ないと分からない(笑)」
ニコラス「本当に見てもらえれば分かります。でも同時に、こんなに素晴らしい女優さんにご指導いただけてとても頼もしかったです(笑)」
エル「...(撃沈)」
エル&ニコラス「(2人でしばらく笑う)」
──ニコラスにお聞きします。エルは本作でプロデューサーも務めていますね。プロデューサーとしての彼女をどう評価していますか?
ニコラス「酷いですよ」
エル「(笑)」
ニコラス「素晴らしいプロデューサーです。エルの素晴らしいところは、意見が鋭くて、物の見方がいつも正しいこと。おかげで、全てのシーンが改善されていくんです。それから、これは本当に冗談抜きで、シーンをやっていて、うまくいったかどうかを彼女に聞くと、実直な意見が得られること。君は隠すのが下手だからね(笑)」
エル「そう(笑)。嘘をつけないんだよね、私」
ニコラス「うん。ほんとヘタ。でも、だからこそプロデューサーとして素晴らしいんです。何がうまくいっていて、何がうまくいっていないかをきちんと理解できていますし、良かったところに注目して、さらに良くできるように考えてくれています」
──エルにお聞きします。母親役のジリアン・アンダーソンとの共演はいかがでしたか?
エル「素晴らしかったです。彼女が出演を希望していると聞いた時は興奮しましたよ。それから彼女がこのドラマを観ていたということにも。『観てくださっていたんだ!』って。とてもワクワクしました。彼女が演じるのは新キャラクターで、宮廷の他の誰とも違うので、とても新鮮です。さっきニックがチラッと言ってましたけど、彼女がエカチェリーナのまだ見ぬ一面を引き出してくれています。私もそのエピソードが大好きです。それにジリアンはものすごく面白くて、ウィットに富んだ方でもあるんです。だから、私たちにもすごく馴染んでいました」
──シーズン2を楽しみに待っている日本のファンへメッセージをお願いいたします。
エル「是非楽しんでくださいね!放送開始までたくさんお待ちいただいてありがとう。待つだけの価値はあると思いますよ」
ニコラス「キャラクターたちのシーズン2での行方を楽しんでもらえたら嬉しいです。衝撃と、新たなサプライズがたくさんありますよ。ピョートルとエカチェリーナの関係性の発展もすごく楽しいです。シーズン1同様、皆さんに気に入っていただけることを祈っています」
文=HOMINIS編集部
放送情報
「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~ シーズン2」
放送日時:2022年5月9日(月)22:00~ ※独占日本初放送
【二カ国語版】毎週(月)22:00~ ほか、【字幕版】毎週(火)0:00~ ほか
「THE GREAT ~エカチェリーナの時々真実の物語~ シーズン1」
【二カ国語版】毎週月曜~金曜27:00アンコール放送中
チャンネル:スーパー!ドラマTV #海外ドラマ☆エンタメ
※放送スケジュールは変更となる場合があります
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