ジェジュンの温かな人柄も際立つ！チョン・イルら韓国芸能人が「加波島」で体験した癒しの時間

「ヘチ 王座への道」(2019年)や「ポッサム～愛と運命を盗んだ男～」(2021年)など、時代劇への主演が相次いでいるチョン・イル。それらの作品で魅せる凛々しい表情の一方、韓国芸能界きっての料理の腕前を持つことでも知られている。

町の小さな食堂"BISTRO"のワケありシェフを演じたラブコメディ「夜食男女」(2020年)では、劇中の調理シーンを全て自身で担当しただけでなく、イルが本業のシェフと一緒に開発した創作料理が登場したほど。癒しのオーラをまとい、驚くべき料理の腕前も披露した同作に多くの人が魅了された。

そんな料理上手のイルが、リアルに"メインシェフ"を務めたグルメ番組が「村愛の店」だ。昨年秋に韓国で放送された同番組は、済州島近くの加波島(カパド)に、韓国芸能界を代表する多彩なメンバーが集結。島の自然と海の恵み、島民たちの温かさに心が癒されるヒーリングバラエティであると共に、過疎が進んだ島を盛り上げるべく、海辺の小さな食堂を切り盛りする地域活性プロジェクトとして番組がスタートした。

イルのほかに店を切り盛りするメンバーとして、「月が描いた月明り」(2016年)など数々の作品で存在感を発揮する名バイプレイヤー、イ・ジュンヒョクが"広報マン"を担当するほか、インテリア担当の俳優ジョン・ジウンとそのアシスタントを務めるジュイ(MOMOLAND)、総括マネージャーとして巧みな話術で盛り上げるコメディアンのチ・サンリョルが名を連ねる。さらにスペシャルアルバイトとしてジェジュンや、少女時代のユリらが登場。店のオープン準備から運営、そして宿舎でのひと時を盛り上げる。

加波島の特産品を取り入れたレシピから韓国定番料理まで幅広く提供するイルは、何と地元の海女さんたちと一緒に島のサザエを使ったメニューの開発にも着手。スピーディーかつ正確な手さばきで作り上げる彩り豊かな料理の数々は食欲をそそられる。「料理をするたび多くの方が『おいしい』と言ってくれて、とてもやりがいを感じた」と番組の制作発表会で明かしたイルだが、彼の誠実さと創意工夫が詰まったレシピは一見の価値ありだ。

一方、到着後すぐに仕事を教わりホールスタッフとして店に出たジェジュンは、持ち前の爽やかな笑顔を振りまき懸命に接客。色めき立つ女性客とフランクな会話を楽しみ、「カッコいい」と声を掛けられて丁寧にお礼をするなど、さすがのサービス精神とトーク力をいかんなく発揮している。

さらに営業が終わると、店のスタッフに料理を振る舞う場面も。たくましい二の腕から覗くノースリーブ姿で手際よく豚肉炒めと餅わかめスープを作り、「美味しい！」と声を上げるみんなの反応に、思わず嬉しそうな表情がこぼれ出る...そんなジェジュンの温かく素直な人柄にもほっこりさせられる。

時には思い通りいかず悪戦苦闘しつつも、チームワークと絆を深め、カメラを忘れて心から楽しんでいるような姿が堪能できる「村愛の店」。イルやジェジュンら常にスポットライトを浴びるスターたちの素のリアクションや人となりも随所に散りばめられており、島での温かな触れ合いを通して、極上の"癒し"の時間を体験できそうだ。

文＝川倉由起子

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