花江夏樹鬼頭明里津田健次郎らが演じる、異世界ファンタジー「月が導く異世界道中」

ある事情で異世界へ勇者として召喚されながらも、召喚主の女神の気まぐれで最果ての荒野に放り出された男子高校生・真。そんな彼の境遇に同情した神・月読命から超人的な身体能力と計測不能なほどの魔力を与えられた真は、上位の竜種・蜃こと巴や、災害の黒蜘蛛・澪と主従関係を結ぶ...。

異世界ファンタジー「月が導く異世界道中」
異世界ファンタジー「月が導く異世界道中」

人気ライトノベルが原作の異世界ファンタジー「月が導く異世界道中」は、さまざまな種族が存在する異世界を舞台に、神と人族から見捨てられた少年・真が仲間と共に世直しの旅を続ける姿を描く痛快ファンタジーだ。2021年7月クールで放送された第1期は、真役の花江夏樹、巴役の佐倉綾音、澪役の鬼頭明里といった大人気声優陣による軽妙な芝居や、往年の名時代劇ドラマ「水戸黄門」の主題歌を第1話のエンディングテーマに起用するなど、和のテイストを随所に盛り込んだ演出で日本のみならず、海外でも高い人気を獲得した。

そんな異世界世直しファンタジー待望の第2期「月が導く異世界道中 第二幕」は、2024年1月より、連続2クールで放送中だ。第1期終盤で、アンデットモンスター、リッチを識と名付け新たに主従関係を結び、心強い仲間を手にいれた真。女神の気まぐれによってヒューマンと魔族との戦争に巻き込まれる中中で、もっとこの世界やヒューマンのことを知るべきだと感じた真は、ロッツガルド中央学園で学びを深めるため、識と共に学園中立都市・ロッツガルドへと向かう。

第一夜「え?荒城の月?」では、真役・花江夏樹による口上に乗せて、第一期のダイジェストが描かれるのに続き、"荒城の月"を名乗る盗賊から故郷のタパ村を守ってくれと街の者に訴えるヒューマンの少女・ラナと獣人の少年・エトと出会った真が、彼らを救うまでの物語が綴られる。識役を演じるのは津田健次郎。津田の武器でもある低音で響く美声とはまたひと味違う、軽やかな声に驚かされる人も少なくないはず。

そして、第二夜「二人の勇者は美男美女」、第三夜「ステラ・ウォーズ」では、真と同時期に女神によって異世界に召喚された勇者・音無響(加隈亜衣)と岩橋智樹(新井良平)の身に起きていた物語を描いていく。才色兼備で少しの努力さえあればなんでもうまくいく人生を過ごしてきた響が、異世界でモンスターの命を奪ったり、大切な仲間が自分たちを救うために自らを犠牲とする経験を経て、勇者としても人間としても大きく成長する。その一方で、精神的に未成熟な男子中学生の身で、女神から性別を問わず人々を魅了する魔眼を授けられたことから、自分の力に溺れていく智樹という対比も鮮やかだ。

第三夜では、魔族に奪われたステラ砦を舞台に、勇者たちが集結。中でも、屈強な魔族・イオと、響のパーティーメンバー・ナバールとの戦闘シーンは、そのクオリティの高さに誰もが目を奪われてしまうはずだ。

第四夜「僕がどうして先生に!?」では、ロッツガルド中央学園に生徒として入学するつもりだった真が、実は教員採用試験を受ける手筈になっていたことが判明。さまざまな魔法を駆使しての試験に挑む真の悪戦苦闘がコミカルに描かれる。

そして見事、教員採用試験に合格し、ロッツガルド中央学園で非常勤講師として働くことになった真が、識を助手として初授業に挑む第五夜「それでは授業をはじめます」では、真vs識の本気の魔法対決に、学園の生徒たちと同じように圧倒されるだろう。

ロッツガルドにいる真&識チームと、彼らを追って旅を続ける中で、世界の現状を明らかにしていく巴&澪チーム。そこに、響と智樹の物語も加わり、さらなる深みを増していく第二幕。冒険者、そして商人としてだけでなく、新たに魔法学校の教師というジョブを獲得した真の成長ぶりと、旅の行く末を最後まで見届けてほしい。

文=中村実香

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放送情報

月が導く異世界道中
放送日時:2024年1月8日(月)より連続2クール放送中 ※毎週(金)23:00〜
チャンネル:AT-X
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

配信情報
dアニメストア、Lemino、U-NEXTほか、各動画配信サービスで配信中

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