30年ぶりとなる「マッドマックス」シリーズ最新作として2015年に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。暴力と狂気に支配された終末世界を、シリーズ創始者のジョージ・ミラー監督がすべての要素をマッドに具現化し、アカデミー賞で6部門を受賞するなど、映画史に残る"事件"として刻まれた。そんな本作の新録吹き替え版がザ・シネマにて7月27日(土)に初放送される。
今回の新録吹き替え版には、主人公・マックス(トム・ハーディ)役に宮内敦士、敵役のイモータン・ジョー(ヒュー・キース=バーン)役に安原義人、そしてヒロイン・フュリオサ(シャーリーズ・セロン)役に本田貴子...と、実力派の声優陣が勢ぞろい。過去に民放テレビの洋画番組を観て育った洋画ファンに向けた、こだわりの日本語吹き替え版になっている。
宮内は「トム・ハーディの吹き替えは本当に難しいんです。彼はカメレオン俳優なので、作品ごとに、そして細かく言えばシーンごとに、伝わってくるものが違ってくる。だから、こちらもこれまでに培ってきたものを総動員して、繊細に芝居をしていかないといけない。今回はマックスが持つ荒さ、孤独感、誰も近寄れない雰囲気といったものが失われてしまわないように意識してやりました」と全身全霊で臨んだ様子。そして「今回は『ザ・シネマ新録版』ということで、劇場版とはまたひと味違った『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を観ていただけると思います。ぜひ楽しみにしていただけたらと思います」とコメントを寄せた。
過去のシリーズでマックス(メル・ギブソン)の吹き替えを担当した経験を持つ安原は「吹き替えをやってみて、イモータン・ジョーって本当にカッコいいなと思いましたよ。日本語吹き替えを担当する名スタッフたちがきっとカッコ良く作りあげてくれると思うんで、期待してください」、劇場公開版に引き続きフュリオサの吹き替えを担当する本田は「物語の軸でもある、フュリオサの目的に向かう彼女の強さが、 フュリオサの今回の男らしい台詞に表れていたのかなと思いました。新しいマッドマックスを、みなさまぜひご覧ください」と収録を振り返った。
三者三様のコメントだが「マッドマックス」への熱い思いは同じ。声優陣も自信をのぞかせる新録版がどのような仕上がりになっているのか、ぜひ放送でチェックしてほしい!
放送情報
(吹)マッドマックス 怒りのデス・ロード[ザ・シネマ新録版]
放送日時:2019年7月27日(金)12:30~
チャンネル:ザ・シネマ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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