10月よりTVアニメ第4期がスタートし、さらに12月には劇場版最新作が公開される「僕のヒーローアカデミア」(通称:ヒロアカ)。ヒーローになることを夢見る少年・緑谷出久(デク)が、ヒーロー養成学科を有する雄英高校に入学し、仲間たちとの友情や絆を育み、さまざまな試練と向き合いながら成長していく姿を描く。そんな本作のスペシャルイベント「HERO FES.<ヒーローフェス>」が7月7日に神奈川・パシフィコ横浜にて開催された。
主人公・デク役の山下大輝をはじめ、オールマイト役の三宅健太、爆豪勝己役の岡本信彦、麗日お茶子役の佐倉綾音、飯田天哉役の石川界人、轟焦凍役の梶裕貴、蛙吹梅雨役の悠木碧、八百万百役の井上麻里奈、峰田実役の広橋涼、上鳴電気役の畠中祐、相澤消太役の諏訪部順一、通形ミリオ役の新垣樽助(昼の部は声の出演のみ)、天喰環役の上村祐翔、波動ねじれ役の安野希世乃が出演。昼夜2公演となった本イベントから、昼の部の様子を紹介する。
イベントは、ステージ上のスクリーンに登場した"ボイスヒーロー"プレゼント・マイク(CV:吉野裕行)によるコール&レスポンスでスタート。会場をひとしきり盛り上げた彼はこの日7月7日が誕生日とのことで、ハイテンションなアナウンスのまま自ら「ハッピーバースデートゥーミー!」と歌いきると、集まったファンからお祝いの拍手が送られた。
そして、本イベントのメイン企画となるオリジナルシナリオの朗読劇が、山下らキャスト陣によって演じられた。デクら1年A組の面々による朝の学生寮でのにぎやかな1コマ、課題の"ヒーロー頑張れ標語"を考えるミリオら雄英高校"ビッグ3"の3人、敵(ヴィラン)との実戦を想定した缶蹴りの授業で激突するデクと爆豪など、ヒロアカの世界が生き生きと展開された。
キャラクターの回想シーンでは、スクリーンに過去のTVアニメ映像が映し出されてキャストが生アフレコを行った。体育祭でのデクVS轟、因縁の敵を前に立ち上がる飯田といった迫力ある戦闘シーンに、キャストが魂のこもった演技を披露。梅雨がデクらに対して涙ながらに気持ちを打ち明けるシーンでは、悠木の迫真の演技に観客は息をのんで見つめていた。
朗読劇の合間には、第1期、第2期、第3期それぞれの名シーンを主題歌とともに振り返るスペシャルMV3種が公開された。さらに、朗読劇終了後には10月スタートの第4期から、序盤のエピソードを編集した特別映像を上映。会場に集まったファンたちは、第4期への期待を膨らませているようだった。その後、キャスト陣がファンの大きな拍手に迎えられ壇上へ。諏訪部による軽妙なMCでトークが繰り広げられた。
井上は生アフレコについて「みんなが(当時)アフレコの時に演じていたそのままの熱量を生で見ることができて、涙しそうになりました」と回答。演じている八百万さながらの優等生コメントに諏訪部は「さあ、良い答えがました。それ以上のコメントがある人、手を挙げてください」とキャスト陣に要求するも、「誰も手が挙がりません(笑)」と会場の笑いを誘った。
劇場版最新作のタイトルや公開日も発表され、興奮が冷めやらぬままキャスト陣のあいさつへ。佐倉は「女性ファンから男性ファン、そして小さな子たちも来てくださって、老若男女問わず愛される作品だと思います。またこうして、ぜいたくに朗読に時間を割けるイベントが訪れたらうれしいです」とコメント。
岡本は「"かっちゃん"って呼んで!」とコール&レスポンスを、いつもより気合の入った爆豪ボイスでファンへお願い。会場中から「かっちゃん!」と声援が飛び、これまた気合の入った声で「ありがとう!」と応えた。その様子を横で見ていた梶から「そんな声だっけ?」、諏訪部からも「キャラが変わっていますね」と次々にツッコみが入ると、岡本は「盛っちゃった(笑)」と照れ笑いを浮かべた。
三宅は「オールマイトは事実上引退してしまいましたが、ヒロアカはコミックス、第4期、映画と、まだまだ引退するわけにはいきません!ずっと続いていきますので、これからも応援よろしくお願いします。そして...『次は、君だ!』」と、オールマイトの口調で山下へつないだ。
山下は「(朗読劇は)熱量が必要なので疲れました(笑)。でも、すごくいい疲れですし、これからもまだまだこんなシーンが待っているんだなと、あらためてエンジンがかかりました」と告白。最後は山下、三宅、岡本が一緒に「更に向こうへ!」と客席に向かって呼び掛け、「プルスウルトラ!」とキャストとファン全員でおなじみの掛け声を叫び、イベントは幕を閉じた。
文=山口大輝
放送情報
僕のヒーローアカデミア(第1期)
放送日時:2019年7月22日(月)17:30~
※毎週(月)~(金)17:30~
チャンネル:アニマックス
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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