鈴村健一が総合プロデューサーを務める舞台劇『AD-LIVE(アドリブ)』。鈴村をはじめとする人気声優が多数出演し、「友達」「会いたい人」「究極のアドリブ」 など毎年異なったテーマに沿って、「2人の関係性」「結末の行動」など、事前に与えられたキーワードを頼りに舞台を全てアドリブで紡ぐ。演技力はもちろん、頭の回転の速さも求められる、予測不能&スリリングなエンターテイメントだ。
初演から10周年を迎えた2018年は、4都市20公演で開催。特にゼビオアリーナ仙台での10周年記念公演は前代未聞の5人での公演、演劇史上最大級の会場での公演ということもあり、注目を浴びた。日本全国、香港、台湾の映画館でのライブ・ビューイングを含めてトータルで過去最高の11万人を動員するなど、声優出演興行として日本屈指の人気を誇るコンテンツにまで成長を遂げた。さらに2019年2月には「AD-LIVE」出演者でもある声優・津田健次郎が監督・脚本として、AD-LIVEの「ヒミツ」に迫った映画『ドキュメンターテイメント AD-LIVE』も公開され、大きな話題を呼んだ。
本作で映し出されるのは「ヒミツ」をテーマに、鈴村健一、てらそままさき、鳥海浩輔、中村悠一、関智一、羽多野渉、豊永利行、森久保祥太郎、高垣彩陽、津田健次郎、蒼井翔太、浅沼晋太郎、12名のそうそうたる人気声優陣が出演し、ライブ・ビューイングを含め7万人を動員した「AD-LIVE 2017」の舞台裏。
出演者発表会や、鈴村健一自身が参加する真夜中まで続くミーティング、各ペアごとのパンフレット撮影などに、津田がハンディーカメラを片手に迫る中、突如として鈴村が「海に行きたい」と口にする。そこから始まる鈴村と津田による「AD-LIVE」の原点を探る小旅行では、道中でのリラックスムード満点の会話や、千葉の海岸で突然のアドリブ劇が展開する。
その後もオールスタッフ打ち合わせなど、プロデューサーとしての仕事に打ちこんでいく鈴村。そんな彼と津田が、ある劇場へ下見に行き、カーテンも扉も赤い謎の小部屋に足を踏み入れたことから、この映像作品に少しずつ変化が生じていく。
3月15日(日)にファミリー劇場でTV初放送となる、声優・津田健次郎の映画初監督作品にして、声優・鈴村健一の実写映画初主演作。本作は、なぜ「ドキュメンタリー」ではなく「ドキュメンターテイメント」という造語を冠しているのか。その意味を知った時、鈴村と津田という日本屈指のエンターテイナーの底力に圧倒されるはずだ。
文=中村実香
放送情報
映画『ドキュメンターテイメント AD-LIVE』
放送日時:2020年3月15日(日)23:35~
チャンネル:ファミリー劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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