赤塚不二夫原作のTVアニメ「おそ松さん」の第3期の放送を記念したオンラインイベント『おかえりニートたち!6つ子とトト子のスペシャルパーティー』が9月25日に開催。イベントには、おそ松役の櫻井孝宏、カラ松役の中村悠一、チョロ松役の神谷浩史、一松役の福山潤、十四松役の小野大輔、トド松役の入野自由、トト子役の遠藤綾の7人が出演した。
第3期の本編映像が先行で一部公開された後、キャスト陣が1人ずつ登場。これまでのシーンを振り返る「おかえり、ふり返り松!」のコーナーが始まると、「自分のキャラが一番輝いていたシーン」というテーマで、福山は第1期11話「クリスマスおそ松さん」を選択。「まだ兄弟の役割が流動的だったので、ブラックな方向に一松が行きやすくなって、この役のおかげで僕の日頃の欲求を吐き出す場ができました」と心境を語った。第1期15話「面接」を選んだ小野は、台本を読んだ時に、面白くなるのか疑問だったものの「チョロ松の『言えばやめてくれるんだ』の台詞との相乗効果で、すごく面白くなった」と、思いもよらない成功体験だったことを明かした。
「これぞおそ松さんと感じたシーン」というテーマでは、第1期3話「こぼれ話集」を挙げた中村が「支離滅裂なことが詰まっているのが、おそ松さんなんだなと。普通なら(30分の間で)起承転結をつけるように言われると思うんですけど、ルールのようなものがないんだな、と思いました」とコメント。第1期19話「時代劇おそ松さん」などを挙げた神谷も「おそ松くんは同じ顔が6人いるから面白い。それに対して、同じ顔が6人いるのに時代劇や女性など、さらに個性を与えられても成立するのは、おそ松さんならではだと思いました」と作品の魅力をアピールした。
一方、「こんなにリアルにアフレコ風景を描いた作品は、他にないです」と、第2期10話の「アフレコ松さん」を選んだ櫻井は「この作品の悪いところが凝縮されたエピソード」と笑いながら話した。同じく第2期より第7話「おそ松とトド松」を選んだ入野は、2人が合コンに参加するシーンについて、「アフレコなのに、絵のことを考えられないくらい、トランス状態で収録した」と語り、「一緒に収録した櫻井さんが笑ってくれたのが嬉しかった」と思い出を振り返った。
続く、事前にファンから募集したランキングをキャスト陣が当てていく、「おそ松さんファンが選ぶトップ7」のコーナーへ。「好きなサブキャラクタートップ7」では、「絶対入っているものは分かる」と答えた神谷が「エスパーニャンコ」と答えて見事に当ててみせると、小野に「十四松の彼女」と薦めて正解させたほか、「悪松」もヒットさせる活躍をみせた。
2問目の「6つ子のクズゼリフトップ7」では、キャスト陣が好きなセリフを選ぶ展開に。「ただただ聞きたい」という流れで各セリフを担当キャストが読み上げると、「仕事のことはノープランだ」や「俺はどうしたって周りを傷つける罪な男、ギルドガイ」など、カラ松のセリフが多く選ばれる結果となり、神谷から「カラ松はクズと思われている」と総括され、笑いが起こった。
最後のコーナーは6つ子たちがジェスチャーを行い、その担当キャストが回答する「絆を確かめる!6つ子ジェスチャー対決」。会場におそ松らが登場すると、トップバッターのおそ松・櫻井ペアがしっかりと5問正解し、「結構、絆あるでしょ」と自慢げにアピール。それに続こうと中村が「ちゃんとやれよ」とカラ松に釘を刺すも、余分な動作を加えたジェスチャーが中村に伝わらず、全問不正解に。神谷から「諦めるの早過ぎなんだよ。すぐパスするもん」とカラ松を指摘し、キャスト陣からは笑いが。
最も多く問題をパスしたのは一松・福山ペア。一松がまさかの「髭、柔道、琴」などの漢字が読めない事態に陥り、次々とパスを繰り返した。トップは6問ずつ正解した、十四松・小野ペアとトド松・入野ペア。さらに遠藤が選んだ特別賞で同率1位となったカラ松ペアと共に、遠藤から「雑魚を受け取れ雑魚ども~」と、お祝いのコメントが送られた。
最後は、櫻井が「第3期収録にあたり、われわれ精一杯働いております。楽しい、面白いはお約束します。皆さんに見ていただきたいので、オンエアを楽しみにしていてください」とアピールすると、全員でイヤミのポーズ「シェー」を決めて、イベントを締めくくった。
文=永田正雄
放送情報
おそ松さん(第3期)
2020年10月15日(木)21:00~
※毎週(木)21:00~ほか
チャンネル:アニメシアターX(AT-X)
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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