花守ゆみり東山奈央らが『ゆるキャン△』の思い出を語り、みんなでキャンプも計画?

今年1月より『SEASON2』が放送された、女子高校生たちの日常やキャンプする姿を緩やかに描いたTVアニメ『ゆるキャン△』のスペシャルイベントが、4月11日に東京・有楽町よみうりホールで昼と夜の2回公演で開催された。今回は昼公演を中心にレポートする。

写真左から、佐々木恵梨、亜咲花、黒沢ともよ、豊崎愛生、東山奈央、花守ゆみり、原紗友里、高橋李依

富士山を臨むキャンプ場を模したステージには、各務原なでしこ役の花守ゆみり、志摩リン役の東山奈央、大垣千明役の原紗友里、犬山あおい役の豊崎愛生、斉藤恵那役の高橋李依、土岐綾乃役の黒沢ともよが登壇。コロナ禍で人が集まることのできない状況が続く中、"離れていても楽しめる"をテーマに、架空のリモートキャンプアプリ「STAY△TENT」をみんなで活用するといった演出の下、イベントはスタートした。

スマートフォンを模したスクリーンにアプリの操作画面が登場。「お知らせ」「思い出」「音楽」「読書」「ショッピング」「キャンプ計画」といったアイコンが並ぶ中、花守によって最初に選ばれたのは「思い出」。山梨県~静岡県を含む地図上に『ゆるキャン△ SEASON2』で登場した「鴨だしなめこそば」「うな重&うなパイ」「キンメバーガー」「コーヒー牛乳」「バースデーケーキ」の文字が登場。

キャラクターたちがそれぞれの食べ物に舌鼓を打つシーンを見返しながら、東山は「『いただきます』というセリフだけでも、どれくらいその物が食べたかったのか、それを食べるためにどのくらい苦労したのか、それぞれのシチュエーションがあるので、食べるシーンって深いよね」という話を、同作のラジオ番組でも語ったことを明かした。そして、第12話に登場したバースデーケーキにまつわるトークでは「昨日(4月10日)が誕生日だったよね」という一言から、全員で黒沢の誕生日を歌でお祝いするサプライズも飛び出した。

「キャスト陣でキャンプや旅に行くなら、どこで何をしたいか」を考える「キャンプ計画」のコーナーでは、黒沢の「キャンピングカーで日本を飛び出してキャンプをしたい」という答えを皮切りに、豊崎は「キャンピングカーで快適なアウトドア」、東山は『SEASON2』第10話から描かれた行程をキャスト陣で追体験する「リアル"伊豆キャン"」と回答。そして、花守は「たくさんのイヌと一緒のキャンプ」、原は「他のキャスト陣が作った料理を私が食べる」、高橋は「コラボレーションした『ハローキティ』にみんなであいさつに行く」と、それぞれユニークな答えが飛び出した。

「音楽」のコーナーでは"配信ライブを視聴する"という設定の下、『SEASON2』のオープニングテーマを担当した亜咲花が「Seize The Day」をパワフルに歌い上げた。続いて、エンディングテーマを手掛けた佐々木恵梨も登場し、2人で挿入歌の「この場所で。」を美しいハーモニーで披露。最後は、佐々木が「はるのとなり」をしっとりと歌って、ライブパートは締めくくられた。

「読書」コーナーでは、原作コミック第10巻~第11巻に登場する、恵那家でのお庭キャンプから始まる、なでしこ・リン・綾乃によるキャンプといったエピソードを生朗読。ト書き部分もさまざまな声色でキャスト陣が熱演するなど、客席からは大きな拍手が沸き起こった。さらに、「お知らせ」コーナーでは、先日発表となった2022年公開予定の映画『ゆるキャン△』の話題に。京極義昭監督によるイメージボードを見ながら、キャスト陣が「4月1日(エイプリルフール)に発表されたので、本当で良かった」「松ぼっくりのショートアニメ、作ってほしいです!」など、期待をそれぞれ語った。

最後は、花守が「なかなかつながることが難しい世の中ではありますが、心をつなぐお手伝いができる作品になればいいなと思いながら、今日も頑張って声を当てさせていただきました。これから先も『ゆるキャン△』をよろしくお願いします」とあいさつし、昼公演は締めくくられた。

夜公演では、「ピザ&ポトフ」「ココア&カレーめん」「きりたんぽ鍋&モツ鍋」「アヒージョ」「缶コーヒー」にまつわるエピソードが「思い出」コーナーで語られ、「読書」コーナーのエピソードも昼とは異なる場面を朗読。両公演ともファンと作品とキャストをつなぐ、温かくものんびりゆったりとした空気に包まれたイベントとなった。

文=中村実香

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作品情報

映画『ゆるキャン△』
公開日:2022年全国ロードショー

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