人類の存亡を懸けて、全世界の神々と人類史最強の各代表13人の闘いを描いたバトルアクションアニメ「終末のワルキューレ」。今回、本作でリングアナウンサーとして実況を務める北欧神話の神・ヘイムダルを演じる野津山幸宏にインタビューを行い、作品に懸ける思いやカートゥーン ネットワーク限定放送の特別オリジナルミニアニメについて聞いた。
――ヘイムダル役を演じることが決まった際の感想をお聞かせください。
「この作品は原作コミックも読んでいたので、オーディションに受かって、とても嬉しかったです。ヘイムダルは頻繁に登場し、ずっとしゃべっているという、今まで演じたことのない役柄ということもあり、期待とともに『どうやっていこうかな?』という不安な感情が入り乱れていました」
――ヘイムダルの第一印象をお聞かせください。
「人間でない上に、人間と神のガチンコタイマンバトルを実況するという特殊な役回りだったので、最初は手探り状態でしたが、回を重ねるごとに彼の魅力が分かってきた感じですね。彼の人柄というか神柄は、僕の解釈では『格闘技ファン』ですね。自分は戦わないけれど、格闘技にすごく詳しいタイプなのかなと思って演じました。ですから、ヘイムダルも一観客として興奮のあまり口から言葉がこぼれた、みたいなところも表現できたらと思っていました。視聴者の皆さんに一番身近に感じていただける神というのが、彼の魅力だと思います」
――演じる上で意識したことはありましたか?
「最初は実況することに集中していました。でも、監督から『ヴァルハラ闘技場での闘いを楽しんでいるという彼のキャラクターも、しっかり出るといいな』というディレクションをいただいたことで、意識が変わった感じですね。実況はしているけれど、『この闘い、どっちが勝つんだろう?』という観客目線のワクワク感も表現したいと思って演じました」
――ミニアニメを制作すると聞いた際の感想と、見どころをお聞かせください。
「最初は『どんなアニメになるのかな?』と思ったんですけど、台本を読んだ時、いつも通りのヘイムダルだなと感じました(笑)。ミニアニメは2分間で各話を振り返る内容なので、ヘイムダルも闘いを思い出しながら、皆さんと物語を見ている感じで演じました。本編では圧の強いキャラクターが可愛いミニキャラになっていますし、ちょっとしたトリビアなども盛り込まれていて、本編を既にご覧になっている方はもちろん、初めて本編をご覧になる方も楽しめると思います」
――ヴァルハラ闘技場でのヘイムダルのように、野津山さんが「その魅力を熱く伝えたい!」と感じているものはありますか?
「実は僕、砂時計を集めるのが趣味なんです。時間って目に見えるものではないですけど、砂時計だと残り時間や、どれくらい時間が経過したかなどを可視化できるんですよね。そこにロマンを感じて好きになりました。終末のワルキューレ』でも対戦時間が表示されるじゃないですか。そこにロマンを感じます!できれば、その時間の砂時計をグッズ化してほしいです!」
――放送を楽しみにされている皆さんへメッセージをお願いします。
「まだ見たことないという方も、まずは第1話を見てください!そうすれば作品の魅力に気づいて頂けると思います。そして既に配信でご覧になった方もメインキャスト陣による副音声付きの本編や、カートゥーン ネットワーク限定のミニアニメなど、さらに楽しめる要素が追加されていますので、ぜひもう一度ご覧ください」
文=中村実香
放送情報
終末のワルキューレ
放送日時:2021年10月8日(金)23:30~
※毎週(日)22:00~ほか
チャンネル:海外アニメ!カートゥーン ネットワーク
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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