諏訪ななか、2ndミニアルバムに込めた思い「クリスマスだけではない冬の魅力を感じて」

「ラブライブ！サンシャイン!!」の松浦果南役、「痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。」ユイ役などで知られる声優・諏訪ななか。2020年5月にソロアーティストデビューした彼女が、11月24日(水)に2ndミニアルバム『Winter Cocktail』をリリースする。＜冬を混ぜ合わせる＞というコンセプトのもと、クリスマスを中心としたホリデーシーズンの情景をキュートな歌声で表現した諏訪に、本アルバムに込めた思いなどを聞いた。

――ここまでのソロアーティスト活動を振り返っての感想をお聞かせください。

「ユニットと違って、全曲1人で歌って踊らなければいけないのが、一番大変でもあり、楽しいところかなと思います。コロナ禍の昨年11月に1stライブを開催したのですが、マスクの上から見える目の表情などで、応援してくださる皆さんの気持ちはしっかり感じ取ることができました」

――2ndミニアルバム『Winter Cocktail』のコンセプトを教えてください。

「今回はタイトルの通り、『冬』をテーマにした曲を集めました。今回の『Cocktail』は『混ぜ合わせる』という意味で、冬の情景の中でのさまざまな物語を歌で表現してみました」

――ミニアルバム収録の全5曲のレビューをお願いします。

「1曲目の『ふれてみたい』は、1stアルバム『So Sweet Dolce』収録の『溶けるみたい』と1stミニアルバム『Color me PURPLE』収録の『揺れていたい』からつながっている3部作で、今回で完結となる曲です。前の2曲に登場するフレーズが入っていたりしながら、今回のミニアルバムの『冬』というコンセプトにも合った歌詞になっています。2曲目の『記憶ファンタジック』は、今回のミニアルバムのリード曲になります。冬のキラキラした感じが一番出ている曲です」

「3曲目の『DATE-ALAMODE』はアップテンポでもあり、今回のミニアルバムの中で一番カワイイ曲だなって思います。4曲目の『ノスタルジック・キネマ』は、キラキラした感じの曲が多い中で、ちょっとダークというか、雰囲気の違う1曲になっています。そして最後の『Holy holiday』ですが、やっぱり冬といえばクリスマスを思い浮かべる人も多いと思うんですけど、今回収録の中では一番クリスマス感がある1曲になりました。どの曲も、歌の中で生きている女の子たちを演じるような気持ちで歌いました」

――リードトラックに「記憶ファンタジック」を選んだ理由と、MV撮影時の思い出をお聞かせください。

「『記憶ファンタジック』という楽曲には、冬の寒さだけじゃない、イルミネーションのキラキラ感などが歌詞や曲自体にも現れているなと思って、リード曲に選びました。MVは、自分でメイキング映像を見ても、常に笑顔に包まれた現場だったなというイメージです。撮影セットは、スタッフさんが楽曲の世界観に合わせて、いろいろなアイテムをそろえてくださって、とってもカワイイ空間でした。MVで着ているドレスは、スカートのチュールにもキラキラした雪の結晶の模様がプリントされていたり、とても冬らしいステキなデザインなので、注目してもらえると嬉しいです」

――初回限定盤には「記憶ファンタジック」を制作されたmarbleさんとのミニライブ＆トークの模様が映像特典として封入されますが、収録時のエピソードをお聞かせください。

「ミニライブは、一度リハーサルをした後、本番も一度きりだったんです。何度か撮影するのかと思っていたんですけど、収録はそれで終了で(笑)。なので、リアルなライブ感を楽しんでいただけるかと思います」

――ミニアルバムリリース直前に開催される2ndライブについての意気込みをお聞かせください。

「ミニアルバムのリリース前日にライブを開催するのですが、ライブ当日は祝日なので、タイミングによってはミニアルバムがお手元に届いている方もいらっしゃると思います。全曲聴いてからライブ会場へ足を運んでいただいても、ライブで楽曲を聴いてからミニアルバムを手にしていただいても嬉しいです。初お披露目となる楽曲が多いので、どんな色のペンライトを振っていただけるのか、今からワクワクしています(笑)」

――リリースを楽しみにされているファンの皆さんへメッセージをお願いします。

「今回のミニアルバムは最初にコンセプトを決めて、そのテーマに合わせた5曲を集めていきました。テーマは『冬』なのですが、クリスマスだけではなく、いろんな表情をした楽曲ばかりなので、冬という季節の魅力を感じてもらえたら嬉しいです！」

文＝中村実香　撮影＝永田正雄

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