人気ライトノベルが原作のTVアニメ『探偵はもう、死んでいる。』のスペシャルトークイベントが1月8日、東京・神楽座にて開催。主人公・君塚君彦役の長井新、ヒロインのシエスタを演じた宮下早紀、そして栗原学監督、新井孝介プロデューサーの4人が登壇し、作品にまつわるさまざまなエピソードを披露した。
多くのファンからの大きな拍手の中、スタッフ&キャスト陣が登場。オープニングトークでは、2022年を迎えて間もないということもあり、新年の抱負を尋ねられた長井は「とりあえず今日一日、一生懸命頑張りたいと思います」とあいさつ。続けて、この日のために6キロのダイエットを果たし、公式グッズのTシャツを着てきたことをアピールし、ブルーのブラウスとイエローのスカート姿の宮下をじっと見つめる。そんな長井の視線に気づいた宮下は「私はシエスタカラーですよ!監督さんももちろん、シエスタカラーですよね!」と、ブルーのカットソーを着ていた栗原監督を巻き込む場面も。そんな宮下の2022年の抱負は「シエスタのように完全超人を目指す!」とのこと。「自分でも無理があるな、と思うんですけど、やっぱり目標は大きく、志は高く行きたいなと」と宣言すると、会場から大きな拍手が沸いた。
最初のコーナーは、「生オーディオコメンタリー『探偵はもう、死んでいる。』新春スペシャル上映会」と銘打ち、第1話前半パートを視聴しながら、ステージ上の4人がさまざまな裏話を披露していく。お気に入りのせりふについて聞かれると、シエスタの「どっちだと思う?」が、アフレコの際にもドキッとしたほど印象に残っていると語った長井。彼から、同じせりふが12話でも登場することを意識していたか、と聞かれた宮下は「先に原作を読んだ時から、シエスタのすべてのせりふに絶対に意味があるものになっていると感じていたので『一言ひとことを大切にしよう』ということは考えていました」と答えていた。
続く、「Q&Aコーナー『スペシャルな質問はもう、寄せられている。』」では、事前に募った来場者からのアンケートを元に「最初に作品を知った際の感想」や長井に向けた「今年、何か理不尽なことに巻き込まれた?」などの質問に、登壇者が回答。「シエスタを演じる際に一番気をつけたことは?」という質問に宮下は、「淡々としゃべることですね。普段は、自分で意識していなかったのですが、割と語尾が伸びがちだとご指摘いただいたので、すごく気をつけました」と答えた宮下は、「演じてみたかったキャラクターは?」との質問に「実は、オーディションでは、白砂沙帆ちゃんが演じているシャーロットも受けさせていただいたんです」と告白。また、オーディオブックの第二章までは「女性キャラクターを演じる可能性もあるかもしれない」と思っていたという長井が、シエスタの名ゼリフを披露する場面も。「もしかしたら今後、僕が君塚とシエスタ、兼役になるかもしれないよ?」と宮下を牽制した彼と宮下が「君、私の助手になってよ」というせりふで演技合戦を展開するなど、スペシャルイベントならではのハプニングも飛び出した。
その後、原作者・二語十書き下ろしによるショートストーリーを生朗読劇で披露。君塚とシエスタが、お餅を食べるなど、日本らしいお正月をのんびりと過ごす様子が描かれた。
最後の挨拶では、宮下は「こうやって新年初イベントで皆さんにお会いできて、改めてシエスタとして長井さん演じる君塚と掛け合いができて、またこの時間があればいいな、と思います。ぜひぜひ期待してくださったらうれしいです」とコメント。長井は「皆さんと実際にお会いしてのイベントが開催できて本当にうれしいです。皆さん、今日で僕の顔を覚えてくださったと思います。以前、本作のイベント会場で誰にも気づかれなかったという過去があるので、今後は僕の存在を把握してくれるとうれしいです。今後もよろしくお願いします!」と語り、スペシャルイベントの幕を下ろした。
文=中村実香
放送情報
探偵はもう、死んでいる。
放送日時:2022年2月28日(月)18:00~
チャンネル:AT-X
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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