三木眞一郎関智一らがレーシングチーム「VART」の活動を振り返る!

声優の三木眞一郎、浪川大輔、石川界人、畠中祐に音響監督の三間雅文を加えた5名による、本格カーレーシングチーム「VART」。2020年の結成以来、「マニュアル車のトヨタ86で12時間耐久レース完走」を目標にスキルを磨き続けてきた。その過程は、「VART - 声優たちの新たな挑戦 -」と題したドキュメントバラエティーとして、アニマックスにて放送されてきた。

2021年には、関智一、神谷浩史、小野大輔という新たなメンバーが「BLACK VART」として参加するなど、さらなる活動を展開してきた彼らの集大成的イベント「『VART - 声優たちの新たな挑戦 - season2』ファン感謝祭2022~活動報告会~」が4月23日(土)、東京都・江戸川区総合文化センター 大ホールにて開催。今回は夜の部の模様をレポートする。
開場前には、関と小野、そしてアドバイザーの武井寛史による、和気あいあいとした注意事項アナウンスの後、総合司会を務める浪川がステージに颯爽と登場。会場に詰めかけた大勢のファンに感謝を述べた後、三木、石川、畠中らによるVARTが登場。続いて現れたVARTのライバルチーム・BLACK VARTのメンバーでもある関と小野が、礼儀正しく一礼してから静かにステージ中央へ歩み出る一方、三間は謎の乗り物に乗って登場。関と小野は、昼の部で行われたゲーム対決で敗北を喫した件に触れ、「レース上でも負け、今日のゲームにも負け、こんな負け犬にこの場を与えていただいてありがとうございます」と謙虚な姿勢を貫き、会場を盛り上げた。この日はスケジュールの都合で不参加となった神谷によるビデオメッセージの上映後、「VART感謝祭、スタートです!」との号令で、イベントは幕を開けた。

三木眞一郎、関智一らが「『VART - 声優たちの新たな挑戦 - season2』ファン感謝祭2022~活動報告会~」に出演
三木眞一郎、関智一らが「『VART - 声優たちの新たな挑戦 - season2』ファン感謝祭2022~活動報告会~」に出演

(C)VART

最初は、三木が司会を担当しての「振り返りコーナー」。「戦いを求めてしまった」と畠中が振り返ったseason2より参加した小野は、「今では自宅で自動車のホイールのカタログを眺めながら晩酌するのが最高」と笑顔を浮かべた。そんな小野の発言を受け、三木が「俺は車をガレージに入れて、自分の車の中でお酒を飲む」と、小野に負けないほどの自動車愛を明かした。

「安全に繋ぐことを意識した」という石川は、免許取り立ての畠中や再取得の小野の情熱に圧倒されてしまったと振り返り、関は「サーキットでの体験が、普段の安全運転に繋がっている」と、BLACK VARTへの参加がもたらした恩恵を語った。また、浪川は「season2になって皆さんの本気度や成長度が増してきた」と、メンバーたちの熱意に刺激を受け、自分の成長が止まっていることに気づかされたと語った。その一方で、三間は「season2では、キャスティングと全12回のシナリオを書かせていただきました」と前置きしてから、盛り上げるためにアニメ「頭文字D」で実現した、三木演じる藤原拓海と、関が演じる高橋啓介の対決を再現したいという思いから、関をBLACK VARTに誘ったことを明かした。その上で、三間は「season2で力を使い果たしてしまいました。season3では、VART4号をキャンピングカーにして全国を旅します」と宣言。両チームのメンバーも予期せぬ提案に瞳を輝かせていた。

続いて、メインイベントとなる「VART VS BLACK VART」対決へ。まずはアーケードゲームを使った「『頭文字D』THE ARCADE レース対決」。2人1組のチームになり、途中でドライバーを交代するというルールのもと、三木&石川、三間&小野の対決がスタート。2ndドライバーの石川と小野がデッドヒートを繰り広げた末に、石川が刺しきっての勝利。ここで三間からの提案で、両チームとも「トヨタ86」を使用しての勝負に。VARTから畠中&浪川、BLACK VARTから小野&関というチームによる大接戦は、2ndドライバーの浪川が僅差で関を振り切ってゴールを決めた。そして、最終レースは、三木と関による一騎打ちに。「頭文字D」でのバトルが再現されるとあって、客席からどよめきが起こる中、関は「悪いが、もう二度と抜かれることはないぜ」「あいつ、バケモノか!?」など、高橋啓介の名セリフを連発。しかし、勝負の結果はVARTの3連勝。勝利した三木は「こうやって2人で戦えたのは超うれしいですね」と、興奮冷めやらぬ表情で語った。続いて、各チームの代表が、ハズレを引くまでファンにさまざまなセリフを投げかける「ドキドキVARTめくり」では、関がハズレを引いたことで、夜の部もVARTが勝利を収めた。

最後の挨拶では三木が「また次があるならば、夢が広がるような企画も、これからまだまだできると思います。本当に今日はありがとうございました」という言葉で、この日のイベントを締めくくった。

取材・文=中村実香

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VART(Voice Actors Racing Team) 公式サイト:https://vartproject.com/

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