十味まるぴが映画「放課後アングラーライフ」の撮影中に互いに「釣られた」瞬間を告白

――演じる上で意識したことは?

十味「めざしは『目立たないように』とか『嫌われないように』という気持ちが強いキャラクターで、台詞も当たり障りのない『うん』とか『はい』みたいなものが多いんです。そんな中で、どう感情を表現するかということを意識して演じました」

まるぴ「椎羅ちゃんは天真爛漫で明るくパワフルな完全ポジティブ人間なのですが、私は椎羅ちゃんと似ている中でもちょっと気を使い過ぎてしまうところがあるので、そこが出ないよう純粋にポジティブで元気で明るいキャラクター作りを心掛けました」

――一番苦労したところは?

まるぴ「私は関西弁ですね。ちゃんとできるかというプレッシャーもありましたし、他のキャストの皆さんは関西弁にゆかりのある方々ばかりで、全くしゃべれないのは私だけだったんですよ。だから、一人だけ浮いてしまうんじゃないかという不安も大きかったのですが、周りの方々に助けていただきながら頑張りました!」

十味「気持ちの作り方が大変でした。撮影は(物語の)順に撮っていくわけではないので、"転校したてのめざし"の次は"クライマックス近くのめざし"といった具合に、シーンごとで気持ちを切り替えなきゃいけないことに苦労しました。あと、めっちゃ寒かったです!」

まるぴ「(作中は)夏の雰囲気が出ていると思うんですけど、(撮影は)極寒でしたよね。秋から冬くらいの時期だったので、一桁の気温でしたし海風もあって...」

十味「雑誌撮影で、よく雪の中で水着で撮影したりするんですけど、この撮影が今までで一番寒かったです(笑)」

まるぴ「『アングラ女子会』の4人で暖をとりながら撮影していました」

――ご自身の高校時代の放課後はどのように過ごしていたのですか?

十味「高校は2時間強かけて通学していたので、ほとんど本気で帰宅していましたね。一応、茶華道部に所属していたのですが、2回だけお茶をたてて、花は生けないまま幽霊部員になったんですよ(笑)。そんな中で、電車が1時間に1本とかだったので、電車を逃した時には一人でカラオケに行っていました。ドリンクバーに飲み物を取りに行くと、友達と来ている子に会ってしまうので、隠れながらひっそりと取りに行っていました」

まるぴ「私はバスケ部に所属していたので、放課後はもっぱら部活でした。しかも、夜遅くまで練習していたので、帰りは真っ暗な中を自転車で1時間かけて帰るという毎日でした。夕日の中を帰るというようないわゆる"青春"なシーンは全くなく、街灯のない真っ暗な道をただ帰るという...(笑)。だから、撮影では経験できなかった青春を味わえて楽しかったです!」

十味「私も楽しかった~!」

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映画情報

映画「放課後アングラーライフ」
4月29日(土)より東京・EJアニメシアター新宿ほかにて全国順次公開

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