今田美桜の大きな瞳と存在感のある演技力に釘付け!ムロツヨシ主演ドラマ「親バカ青春白書」

大学生を演じる今田美桜
大学生を演じる今田美桜

本作で今田が演じるのは、大学で2人と出会い、さくらの親友になる山本寛子。おっとりしていてピュアで天然なさくらとは対象的に、気が強く恋愛にも積極的、友達を思いやる優しい面も持つ。

そんな寛子が最初に登場するのは入学式。ガタローの横を駆け抜けた時にぶつかってしまったことで、3人は出会うことになる。このシーンで、ガタローとさくらが親子と知って目を丸くして驚く様子には、大きな瞳がチャームポイントの今田ならでは可愛さがある。

教室ではさくらの横に自分から座るなど気さくな雰囲気で、笑顔もとても親しげ。しかし、さくらが会話で天然ぶりを発揮すると、「何言ってんのこの子?」という心情が伝わる表情を見せる。

話が進むと、さくらが思いを寄せる畠山雅治(中川大志)、今どきの若者でYou Tuberの根来恭介(戸塚純貴)、お金にしっかりしていて日々バイトに明け暮れる衛藤美咲(小野花梨)など、仲間も増えてゆく。そんな中で、会話中に的確なツッコミを入れたり、さくらと畠山の恋路を邪魔するガタローに目を剥いて意見したりする寛子の姿には、とても存在感がある。

物語を通じて、今田が演じる寛子は表情豊かでしっかり自分を持ち、その演技力によって心情もちゃんと伝わってくる。ムロツヨシや戸塚純貴など、濃すぎる俳優陣の中にあっても存在がかすれないのは、強気で友達思いという芯のある"山本寛子"というキャラクターを、今田が十二分に演じているからだろう。

また、今田自身が本作の撮影を楽しんでいることも、寛子が存在感を放つ理由に思える。さくらとガタローがバイトするカフェでの会計の時、柱につかまりながらさくらに話しかけるシーンがあるのだが、その時の寛子には妙な可愛さがある。今田が楽しんでいるからこそ、そんな何気ないシーンが印象に残るシーンになるのだろう。

子離れができず四六時中さくらにくっつきたがるガタローと、おっとりしていておとなしい娘のさくら。そして今田が演じる寛子や、中川が演じる畠山ら、愉快で濃いメンバーが織りなす笑いあり、涙ありのドラマを、その演技にも注目しながら満喫してほしい。

文=堀慎二郎

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放送情報

親バカ青春白書
放送日時:2023年9月24日(日)19:40~
チャンネル:ファミリー劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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