本郷奏多が中学生の多感な心情を体現!阿部寛主演の映画「青い鳥」

現在放送中のヒューマンコメディ「姪のメイ」では姉夫婦を事故で亡くし、姪を1カ月だけ引き取ることになった32歳独身男子を演じている本郷奏多。そんな本郷が今から15年前の2008年に阿部寛と共演し、中学生の少年を演じたのが映画「青い鳥」だ。原作は直木賞作家・重松清の同名短編小説で、メガホンをとったのは本作が劇場用映画デビューとなった中西健二。当時17歳の本郷が、中学2年生の多感な少年・園部真一を演じている。

物語はいじめを苦に自殺未遂を図った生徒・野口哲也がいたクラスに臨時教員として村内(阿部)が赴任してきたことから始まる。吃音の村内は「あまり上手に喋れませんが、本気で喋ります。本気の言葉を本気で聞くのは当たり前のことです」と挨拶。片付けられていた野口の机を教室に戻し、机に向かって毎朝、声をかける。そんな村内の姿に教室には動揺が広がり、「事件の原因は自分にもあるのではないか」と思い悩んでいた園部は、異端の教師の行動に言いしれない不安を覚える。最初は疑心暗鬼だったものの、村内が屋上で1人佇んでいる姿や、バスの中での行動を目撃する内に、園部が内に抑えこんでいた"何か"が動き出していく...。

映画「青い鳥」で主演を務める阿部寛
映画「青い鳥」で主演を務める阿部寛

(C)2008「青い鳥」製作委員会

公開当時「泣ける」と話題になったのは、阿部と本郷が本当の教師と生徒のように心を通わせていく演技によるところが大きい。仲野太賀や新木優子も出演し、まだ10代だった頃の瑞々しい演技が見られる。

■本郷と太賀が2人きりで話すシーンから透けて見える少年の心理

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放送情報

青い鳥(2008)
放送日時:2023年10月9日(月)7:00~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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