三浦翔平が比嘉愛未とダブル主演を務める映画「親のお金は誰のもの 法定相続人」が10月6日(金)より公開される。
同作品は、田中光敏監督と脚本家・小松江里子がタッグを組んだ三重県・伊勢志摩を舞台に伝説の真珠を巡る家族の大騒動と成年後見制度の問題を描くハートフル・エンターテインメント。
東京のIT関係の外資に勤めている大亀遥海(比嘉)は、母・満代(石野真子)が亡くなった知らせを受ける。父・仙太郎(三浦友和)との確執で故郷へは二度と帰らないつもりであったが、生前・母から届いたはがきが気になり、遥海は母の通夜に出席するため、久しぶりに地元・伊勢志摩に帰省することに。通夜会場の広間で大亀家の長女・珠子(松岡依都美)、次女の浜子(山崎静代 ※「崎」は正しくは「立つさき」)、遥海の三姉妹と父親の仙太郎が話をしていると、弁護士・城島龍之介(三浦)が現れ、「これからは私どもが、お父様のご健康、そして財産の管理をさせていただきます」と告げる...。
今回は三浦にインタビューを行い、役作りや比嘉との思い出、人生で一番影響を受けたことなどについて語ってもらった。
――初めて台本を読んだ時の感想は?
「正式にこのお話をいただく前に田中監督と話す機会がありまして、『こういうふうな弁護士の役をやってほしいんだけど』ということを聞いていたんです。その後、しばらく経って正式にオファーをいただいたという経緯があって、どういう役かというのは何となく知った状態で台本を読んだのですが、『監督のいろんな伝えたいことが詰まっているな』と思いました。 "愛と許し"がテーマなので龍之介目線で見ると、龍之介が抱えているものとどう向き合うのか、『愛とは何なのか』ということを監督と話し合いながら作っていきました」
――どのような役作りをされましたか?
「クランクインの前日に集まれる人だけで集まる機会があって、そこに実際の弁護士の先生方が来てくださって、成年後見人制度や今の弁護士業界のお話を聞くことができたんです。現実はきれいな世界ではなく、なかなか壮絶なエピソードばかりで...。弁護士役は初めてではなかったのですが、実際のお話を聞くことができたことで、今までより一歩踏み込んだ役作りができたと思います」
――監督や小松さんとは役についてどのようなお話をされたのですか?
「製本される前に話し合った時に、『龍之介の抱える闇をもっと出して、(見せ方として)ヒールに振った方がいいんじゃないか』みたいな話も出たのですが、最終的には龍之介を悪い奴ではなく、可哀想な人間にしてほしいというところで、過去のトラウマを抱えながらも成長していく姿を全体を通してどうやって作っていくかを詰めていきました」
公開情報
親のお金は誰のもの 法定相続人
2023年10月6日(金)公開
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