"できない側"と"したい側"、各役柄を十二分にこなした永山瑛太と岩田剛典の演技に吸い込まれる！ドラマ「あなたがしてくれなくても」

"セックスレス"というデリケートな問題をテーマにし、今年4～6月に放送され話題を呼んだドラマ「あなたがしてくれなくても」。累計900万部を超えるヒットコミックを原作とした本作は、実力派俳優たちがその演技力で2組の夫婦の心の動きを細かに描き出し、SNSや芸能ニュースを賑わせた。

主演はドラマ「ファーストペンギン！」などで好演した奈緒で、主人公の吉野みちを演じる。夫の陽一役は、ドラマ「リコカツ」などで高い評価を得ている永山瑛太だ。もうひと組は、夫の新名誠役を三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEとEXILEのメンバーである岩田剛典、ファッション誌の副編集長を務める妻・楓役は、艶も演技も抜群の田中みな実が演じる。

みちは建設会社営業推進部のOLで、カフェで雇われ店長として働く陽一と結婚して5年。表面上は幸せな夫婦だが、陽一が2年もベッドで相手をしてくれないことに不満を感じていた。ある時、会社の上司である誠から、自分も仕事で忙しい妻とセックスレスになっていると告白され、同じ悩みを持つ者同士の関係が深まっていく。

主演の奈緒や田中の存在感はもちろんだが、ここではSNS等で大いに取り上げられた永山と岩田に注目してみたい。永山が演じる陽一は自由さとワイルドさ併せ持つ男性だが、物語の当初からあまり覇気が感じられない。声も低めで少し暗い雰囲気を漂わせ、ベッドで求めてくるみちを冷たくあしらうなど自分本意なところもあり、好感度低めの人物として描かれる。

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