JO1・鶴房汐恩が主演ドラマ「ブルーバースデー」で見せた多彩な声の演技に魅了される

(C)PLAYLIST/エイベックス・ピクチャーズ/カンテレ

本作で鶴房が演じる准は、フィルムカメラを愛する男子高校生。幼なじみの花鈴の誕生日を祝うために、写真部の部室を飾り付け、ピンクの可愛らしいケーキを用意するなど、女心も掴むような少年だ。アニメ好きを公言し、声の演技の重要性を熟知している鶴房は、さまざまな声を使い分けることで、准というキャラクターに確かな体温を与えていく。
大人になった花鈴が高校生時代を思い返すシーンで登場する准は、ちょっとハスキーな低く優しい声で花鈴を包み込む。そして、彼が生前に書いていた自分宛てのラブレターを10年越しで花鈴が読むシーンでは、鶴房の繊細な視線の演技によって、准がどれだけ花鈴を思っているのかが観る者の胸に刻まれ、「大好きなんだ、花鈴」というセリフに込められた溢れんばかりの愛には、花鈴と同じように涙を共に流してしまうはずだ。

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そして、第2話のクライマックスでは、花鈴が過去を変えたことで、ついに27歳の准が登場する。おでこを出した大人っぽいヘアスタイルと、余裕を感じさせるゆったりとした雰囲気の准は、突然抱きついてきた花鈴に「どうした?」とささやいたり、ベッドで腕枕に誘う時に「おいで」と呼び掛けたり...。その声から滲む甘さは高校生時代の准にはなかったもので、鶴房は声のトーンだけで彼の10年間の成長だけでなく、花鈴と過ごしてきた日々の厚みすらも体現してみせた。さらに、医師となった准が勤務先の病院からの呼び出し電話に応えるシーンでは、彼が優秀な医師であることがうかがい知れる、知的な声も聞かせる。

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時空を超える不思議な力を手に入れた女性が、愛する人を取り戻すためにタイムリープを繰り返す中で、新たな事件が発生していくさまを描くサスペンス・ラブストーリー。鶴房が魅せる自然体の演技にも注目しながら、切なくも胸に迫る物語の結末を見届けてほしい。

文=中村実香

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放送情報【スカパー!】

ブルーバースデー
放送日時:2023年12月1日(金)スタート
毎週(木・金)深夜3:00~(2話連続)ほか
チャンネル:ホームドラマチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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