島崎遥香が演じるちょっと天然な先生がかわいい!新津ちせ主演のドラマ「凪の島」

(C)2022『凪の島』製作委員会

いつもつるんでいるクラスの男子2人から「凪男」と呼ばれている凪は、海が大好きなやんちゃな少女。笑っているのを見たことがない用務員の山村(嶋田久作)に"わらじい"というあだ名をつけて、なんとか笑わせようと企んでいる。明るく元気な反面、アルコール依存症が原因で離婚した父親(徳井義実)との記憶がトラウマとなって、時折、過呼吸になってしまう凪や、祖父と2人で暮らす母親にずっと会えないでいることに心を痛めている雷太(佐藤蒼希)など悩みを心にしまい、学校では無邪気な子供たちを優しく見守り、時に翻弄されているのが瑞樹先生だ。授業中にダンスのビデオを見せて踊ってみるように提案するものの「ビデオじゃわかりにくいけん、先生やって見せて」と言われ、躊躇いながら不器用に踊って見せるところは島崎が演じているからこそ、なおさら笑えるシーン。映画の公開直前イベントでは新津が「ダンスも歌も上手なのに、ぎこちない感じを出せていてすごいなと思いました」と島崎の演技にコメントした。

■凪たちの夏休みの冒険と島の自然の中で育まれた先生の恋

海にいる時だけは解放されるシャイな漁師・浩平(結木滉星)が、瑞樹先生に想いを寄せていることを知った雷太は夏休みに2人がデートができるように画策。浩平は船の上で先生に釣りを教えることになる。学校ではメガネをかけている先生の白いワンピース姿に浩平はドキドキ。一方、雷太は凪に母親を探しに行く旅に付き合ってほしいと凪に相談を持ちかける。浩平には貸しを作っておいたから大丈夫と胸を張る雷太に凪もまた家族のことで悩んでいるからこそ、先生と浩平に嘘をついて夏休みの冒険に付き合うことを決意する。怪しまれているのを察知して、「先生、そのワンピかわいい」とおだてる策士の子供たちに危うく騙されそうになる島崎のテレた顔もキュートだ。時に大人よりも大人な優しさを見せる子供たち、医者の祖母がわらじいに語る深い人生観などホロッとさせる人間ドラマを豊かな自然が見守ってくれているよう。そんな引きの視点があるからこそ、じわっとくる作品に仕上がっている。

文=山本弘子

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放送情報

凪の島
放送日時:1月17日(水)06:00~
放送チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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