中村獅童佐倉綾音雛形あきこが、若手俳優陣の新たな魅力を際立たせる!

映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン
映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン

2月25日にテレビシリーズが最終回を迎えた「王様戦隊キングオージャー」(テレビ朝日系)。同作品は、スーパー戦隊シリーズの47作目で、戦隊シリーズ初となる「昆虫」をメインモチーフとしており、5つの国の王様が力を結集して「チキュー」を救うために奮闘する姿を描く。

この、キャラの濃い王様たちが時にいがみ合い時に分かり合いながら同じ目的のために力を合わせるという新時代にふさわしい"令和のスーパー戦隊"の、初の単独劇場作品が「映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン」(2023年)だ。

テレビシリーズの第一部終盤のタイミングで公開された同作品は、ギラ・ハスティー(酒井大成)らが"死の国"を舞台に大冒険を繰り広げる内容となっており、第二部に続くテレビシリーズをより楽しむことができるものとなっている。

シュゴッダム国のコーカサスカブト城でギラの国王就任の戴冠の儀式が始まろうとする中、"死の国=ハーカバーカ"の案内人を務めるデボニカ(佐倉)が現れる。デボニカによると、新たな国王が即位する際にはシュゴッダムの国王はハーカバーカに赴き、ご先祖様からシュゴッダムの真の歴史を聞かなければならないという。そこで、ギラはヤンマ・ガスト(渡辺碧斗)らと共にハーカバーカへ向かう。

圧倒的な存在感を見せた豪華ゲスト陣
圧倒的な存在感を見せた豪華ゲスト陣

(C)2023 映画「ギーツ・キングオージャー」製作委員会 (C)テレビ朝日・東映AG・東映

そんな内容もさることながら、公開時には中村獅童、佐倉綾音、雛形あきこといった豪華ゲスト陣の出演も話題に。若手俳優陣のフレッシュな演技と一線を画した重厚で味のある演技が作品に説得力と深みを与えている。

シュゴッダム初代国王・ライニオールを演じた獅童は、2000年前に「チキュー」を救った5人の英雄である役柄を、低い声に圧倒的な存在感、相手に有無を言わせない威圧感を全面に出した芝居で熱演。

また、デボニカ役の佐倉は、「ギラが国王にふさわしいかどうかを見定める使命を果たすために、ギラと同じ児童養護園で暮らしていた」という設定の下、自身が仕えるライニオールの前では折り目正しい態度を見せながらも、ギラの前では"お姉さん的存在"だった過去を感じさせるくだけた芝居を披露し、そのギャップで物語に深みを付与。ライニオールの前で天真爛漫な発言をするギラに思い切りツッコむ場面などは、思わずくすりとさせられてしまう。同作での酒井との初絡みながら、幼少期に一緒に生活していた雰囲気を漂わせるやり取りを違和感なく見せる演技力はさすが。声優の枠を超えてさまざまな分野で活躍している実力を垣間見せてくれる。

この記事の全ての画像を見る

放送情報【スカパー!】

映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン
放送日時:2024年4月4日(木)18:00~
放送チャンネル:東映チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード