――おふたりの初対面の時の印象と、今回共演した際に感じた互いの成長ぶりについてお聞かせください
宮世「原さんとは今回で三度目の共演になるのですが、いろいろ成長していてびっくりしました。現場ですごくコミュニケーションを取る方になっていて。僕はもともと原さんのお芝居を尊敬していて、いろいろ勉強させていただいているので、同い年で原さんのような刺激的なライバルがいると、『自分も頑張らないと!』と思いますね。映画『ミステリと言う勿れ』で第47回日本アカデミー賞新人賞に輝いてるので、初共演の時はまだでしたけど、共演三度目の時にはアカデミー賞を取っていて...って、もう成長がすごすぎるなと思います」
原「宮世さんは、初めてお会いした時から本当に誰に対しても分け隔てなく、フレンドリーに接してくださる方で、私が人見知りなので、いつも助けてくださっていて。今回の撮影現場でも座長として引っ張ってくださったんです。その部分はいろいろな現場を経て、すごく成長されているところだろうなって思いますし、私も見習わないとってすごく思いました」
――おふたりが演じている役とご自身に共通点はありますか?
原「自分とエリーは結構近いなと思っていて。好きなものに一直線になって周りが見えなくなっちゃうところとかは、だいぶ似ていると思うので、演じていて楽しかったです」
宮世「僕はオミ君の、反抗期に誰もが持ってしまう素直になれない部分だったり、『今思えばなんであんなことで悩んで、親や友達との時間を削っていたんだろう』という後悔にすごく共感できました」
――20歳に突入したばかりのおふたりですが、20代で実現させたい目標はありますか?
宮世「僕も日本アカデミー賞を頂けるような役者に必ずなりたいです!」
原「私は、体力をつけることを今年の目標に決めてます。ジムに通って、湯船に毎日浸かっています」
――最後に、映画の見どころを教えてください
宮世「この作品はラブストーリーなんですが、僕たちが成長していく姿や、感動するシーンが多いので、皆さんには、そういったヒューマンドラマな部分も見てほしいなって思います」
原「胸キュンだけじゃなくて、クスっと笑えるようなシーンも多くて、エリーの妄想の中のシーンもセットや演出にこだわっているので、そういうところにも注目していただきたいです。ぜひ、春休み、劇場に足を運んでいただきたいです!」
撮影=皆藤健治 取材・文=中村実香
(C)2024「恋わずらいのエリー」製作委員会©藤もも/講談社
公開情報
映画「恋わずらいのエリー」
2024年3月15日より全国公開中
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