青木柚が映画『不死身ラヴァーズ』で演じた役を語る「複雑な心情にすごく共感できました」

――青木さんご自身は、りのとじゅんの恋について、どのような印象を抱きましたか？

「この作品は、愛情や恋愛の『好き』を強く含んだ物語ですが、⽥中はきっとそういった 『好き』とは違った『好き』をもって⼈と⼀緒に居ると思っていて。だからこそ、りのと じゅんの『好き』で結ばれていく関係性を、⾊々な感情をもって⾒守っているのだろうな と。僕としては、⽥中のこの複雑な⼼情にはすごく共感できました」

――りのにとってのじゅんのように、青木さんにとって「なにがあっても大切にしたい！」と思うものはなんですか？

「仕事の⾯では、撮影現場で出会ったキャスト、スタッフさんとの再会ですね。別の現場 でまた会えることが、本当に嬉しくて。これをなくして今の⾃分は作られていないと思い ます。今、こんなに作品が溢れている中で、もう⼀度、出会えるというのは、⾃分の中で かなりのモチベーションにもなっているんです。だから、同じ気持ちを共有できる⼈たち との出会いを⼤切にしたいですね。『この仕事を続けていればまた会える』という気持ち で、活動していけたらいいなと思っています。プライベートでは、最近、ガジュマルなど の観葉植物と暮らし始めまして。朝昼晩、気が向いたら話しかけたりしてます。このゆっ たりとした時間を⼤切にしたいですね」

――映画公開を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします

「この映画は、どんな気持ちも跳ね返さない、すごく懐の広い映画です。僕が演じた⽥中 のように『好き』を⾃分の柱にしてない⼈物もいたりと、1 つの映画の中でもいろんな表 情がある作品なので、幅広い世代の⽅にそれぞれの楽しみ⽅で観ていただけたら嬉しいな と思います。劇場に来てピュアな気持ちに満たされて欲しいです」

撮影・取材・文＝中村実香

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