木梨憲武の24年ぶりの連ドラ主演作!奈緒が演じる娘と余命3ヶ月の父の関係性が共感を集めた「春になったら」

「春になったら」 (C)カンテレ
「春になったら」 (C)カンテレ

奈緒と木梨憲武がW主演を務めた今年1月期のドラマ「春になったら」。時に衝突しつつも互いを想う父娘を軸にした心温まる群像劇は、笑って泣ける良質なホームドラマと評判になった。

7月6日(土)に日本映画専門チャンネルで一挙放送される本作は、結婚を3ヶ月後に控えた娘と余命3ヶ月の父との大切な日々を描く人間ドラマだ。

奈緒と木梨憲武がW主演で親子を演じたドラマ「春になったら」
奈緒と木梨憲武がW主演で親子を演じたドラマ「春になったら」

(C)カンテレ

助産師の椎名瞳は6歳で母を亡くして以来22年間、父の雅彦と反発し合いながらも一つ屋根の下で支え合って暮らしてきた。いつも通りに迎えた2024年の元旦、雅彦から「報告したいことがある」と切り出されるが、瞳にも報告があった。2人が同時に発表したのは、瞳が3ヶ月後に結婚することと雅彦が病によって余命3ヶ月と宣告されたこと。

それぞれの告白を聞き、互いに愕然とする。元日に衝撃の事実を発表した父娘が、幸せに"その時"を迎えるため、「結婚までにやりたいことリスト」と「死ぬまでにやりたいことリスト」を実現していくというハートフルなストーリーが展開する。

「春になったら」
「春になったら」

(C)カンテレ

主人公の一人である父・雅彦には、木梨がキャスティングされた。連続ドラマの主演は、1999年のドラマ「小市民ケーン」以来24年ぶり。お笑い芸人、歌手、アーティスト、俳優、司会者...と、多彩な才能を生かして活動する木梨だが、本作で演じる雅彦は子どもがそのまま大きくなったような人物だ。

頑固で破天荒な自由人だが、男手一つで育てあげた瞳と亡き妻を心から愛している。持ち前のキャラクターと話術を生かして敏腕実演販売士"グラッチェ椎名"として働いていた雅彦は、自身の余命を告げると同時に瞳から突然の結婚報告を受けて驚くが、延命治療を拒否して自身の尊厳を大切に、残された時間を思いきり生きることを選択する。

死んだら何も言えなくなるからこそ、娘に遠慮なく本音をぶつけながら命が尽きるまで駆け抜けていく。難しい役どころだが、木梨らしい明るさとセンスを生かしながらコミカルに好演。二人三脚で生きてきた娘を愛するがゆえにしつこいくらいに心配し、売れない芸人との結婚を反対する姿は駄々をこねる子どものようだ。

雅彦は他人から見ると微笑ましいが娘にとってはちょっと鬱陶しい、そんなどこにでもいそうな父親。娘に延命治療を懇願され涙を堪える横顔、愛する妻との思い出を語る照れくさそうな口ぶり、だんだんと近づいてくる死を前にした迷いや不安と不意に襲う恐怖...。ふとした心の揺れも頑固親父らしく自然体で演じながら、悲しいばかりではない優しさや喜びに溢れた日常の物語を、瞳役の奈緒と共に紡いだ。

この記事の全ての画像を見る

放送情報【スカパー!】

春になったら (全11話)
放送日時:2024年7月6日(土)12:30~
チャンネル:日本映画専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物