川栄李奈の幅の広い演技が見事!高杉真宙との名コンビも注目された「となりのナースエイド」

「となりのナースエイド」 (C)知念実希人/KADOKAWA (C)NTV
「となりのナースエイド」 (C)知念実希人/KADOKAWA (C)NTV

深津絵里、上白石萌音と並ぶヒロインの一人を演じた連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(2021年)や、謎めいた女性を演じた映画「変な家」(2024年)、ロンドンにも進出した主演舞台「千と千尋の神隠しSpirited Away」(2024年)など、近年、注目作へのメインキャストでの出演が相次いでいる川栄李奈。女優転身後からすぐに演技力が評価され、以降、女優として躍進を続けている彼女の幅の広い演技が凝縮されたドラマが、今年の1月〜3月クールに放送された「となりのナースエイド」(7月6日(土)に日テレプラスにて全話一挙放送)だ。

二転三転の予想できない展開が話題を呼んだ「となりのナースエイド」
二転三転の予想できない展開が話題を呼んだ「となりのナースエイド」

(C)知念実希人/KADOKAWA (C)NTV

川栄にとって初のゴールデン・プライム帯での連続ドラマ主演となった「となりのナースエイド」は、医師としても働く作家・知念実希人の原作を、数々の芸人とともにコントを作り上げてきた放送作家・オークラの脚本で映像化。医療行為以外の面で看護師の補助をする縁の下の力持ち"ナースエイド"という職業にスポットを当て、病院を舞台に起こる患者たちのあらゆる問題を主人公のナースエイド・桜庭澪が解決していくというコメディテイストの人間ドラマだが、同時に二転三転するサスペンスも進行する一筋縄ではいかない内容だ。

川栄が演じる澪は、星嶺医科大学附属病院・統合外科に配属された新米ナースエイドで、人のことに首を突っ込みすぎるなど相手との距離を測り間違える一面もあるが、患者の気持ちを第一に考える頑張り屋。過酷な仕事に弱音を漏らすどころか、超優秀な外科医が集まる有名病院で働けることに喜びを感じる医療オタクでもある。

そんな澪の一面を川栄は浮ついた笑顔や早口で捲し立てるセリフ回しなどコミカルに体現。また、前向きな顔を持つ一方で患者との関係がうまくいかずに落ち込んだり、患者の気持ちを蔑ろにする医師に対して激昂したり...と、心の揺れをまなざしで表現。感情豊かだがナチュラルな川栄の演技はお見事だ。

さらに、患者の違和感に気づくと一変して真剣な顔に早変わりするなど、スイッチが切り替わるような表情で只者ではない雰囲気も演出。澪の過去に何があったのか、正体は何なのか、どことなくミステリアスな雰囲気で視聴者の興味を引きつけ、作品にひりついた空気感をもたらした。

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放送情報【スカパー!】

となりのナースエイド 一挙放送
放送日時:2024年7月6日(土)11:00~
チャンネル:日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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