市村正親田中圭のバディの演技に引き込まれる力作「伝説の監察医・オニグマの事件簿」

俳優・市村正親と言えば、劇団四季の看板として活躍し、退団後もミュージカルや舞台、映画、ドラマ、声優など精力的に活動。2011年にはNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」での明智光秀役も評判となった。そんな市村が初めて2時間ドラマの主役となり、2012年にTBS系で放送された作品が「伝説の監察医・オニグマの事件簿」である。本作は、かつて"伝説の監察医・オニグマ"として活躍していたが、ある事件をきっかけに町医者として生きる道を選んだ破天荒な医師・熊井吾郎(市村)の活躍を描いた異色の犯罪ドラマだ。

共に捜査を進める熊井(市村正親)と春日(田中圭)
共に捜査を進める熊井(市村正親)と春日(田中圭)

捜査を担当しない監察医でありながら、市村演じる熊井が事件の謎を解く探偵役を務め、相棒の役目を果たすのが、田中圭演じる城北署刑事・春日正輝。いわば変則バディものの刑事ドラマという趣向である。物語は、城北警察署の管内で起こった火災現場から遺体が発見される場面から始まる。死んでいたのは、競売物件の空き家に居座っていた占有屋で、過去に2人の人間を殺害し服役したことのあった疋田篤志(遠藤要)だった。城北警察署刑事課の刑事・春日正輝(田中圭)は課長の寺原三郎(渡辺いっけい)に連れられ、熊井診療所の熊井吾郎(市村正親)の元を訪ねる。今でこそ医師らしくない風体に見える熊井だが、昔は"伝説の監察医・オニグマ"と呼ばれる名医だった。そんな熊井に対し、寺原課長は監察医として復帰するように要請する。渋る熊井だったが、寺原は火事で死んだ疋田を解剖する義務があるはずだと食い下がる。いぶかる春日をよそに、熊井は疋田の解剖を引き受けた。

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放送情報【スカパー!】

伝説の監察医・オニグマの事件簿
放送日時:7月16日(火)12:00~
放送チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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