和風"神ビジュ"の北川景子が堪能できる!女剣士を演じるため剣術の練習に半年間をかけた「花のあと」

イギリスやアメリカにおけるシェイクスピア劇のように、藤沢周平が遺した時代小説の映画化作品は、演技力を磨きたい若手俳優にとってのひとつの登竜門となっている感がある。
真田広之と宮沢りえが共演した「たそがれ清兵衛」のヒットに始まり、木村拓哉主演の「武士の一分」、そして本作の北川景子主演「花のあと」。どれも藤沢周平が1997年に亡くなってから制作され、時代小説に馴染みがない若い世代にも人気となった。

この3作に共通するのは、藤沢が設定した江戸時代の架空の東北の藩「海坂藩」が舞台になっていること。そして、身分は高くなく慎ましやかに生きている主人公が本当はすごい剣の使い手であり、同じぐらい腕の立つ男と決闘すること。仇討ち物の王道的パターンながら、愛する人のために命をかける善良な人々の姿が胸を打つ。

北川景子が主演を務めた「花のあと」
北川景子が主演を務めた「花のあと」

(C)2010「花のあと」製作委員会

「花のあと」で北川が演じる以登は、幼い時から父・寺井甚左衛門(國村隼)に剣の手ほどきを受け、城下では女ながら羽賀道場の二番手、三番手を破るほどの剣豪として知られていた。毎年恒例の花見の席で、剣を交えたことはなかった羽賀道場の高弟・江口孫四郎(宮尾俊太郎)に声をかけられ、やがて彼との手合わせが実現する。
以登が女だからと言って手加減せず打ち負かした孫四郎に、以登は一瞬で恋に落ちる。しかし、自分には家が定めた許婚・片桐才助(甲本雅裕)がいて、孫四郎も他家の婿養子になることが決まっていた...。どうしようもなく、孫四郎への想いを断ち切るしかなかった。

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放送情報【スカパー!】

花のあと
放送日時:2024年7月20日(土)19:00~7月23日(火)12:15〜、7月31日(水)9:00〜
チャンネル:WOWOWプラス
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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