竹内涼真の熱を感じる演技はまさに正義のヒーロー!内田理央新田真剣佑も共演の「劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー」

警察官を演じる内田理央
警察官を演じる内田理央

(C)2015劇場版「ドライブ・ニンニンジャー」製作委員会 (C)石森プロ・東映

物語は、同僚の警察官・詩島霧子(内田理央)と移動中、ロイミュード出現の知らせを受けたところから始まる。TV版の方でも進ノ介を演じているせいか、本作での竹内の演技は堂に入ったもので、人工知能によって会話もできる変身ベルト・ベルトさんとのやり取りは自然体な雰囲気だし、現場に駆けつける際に変身する時には、集中力のあるカッコイイ横顔を見せてくれる。

しかし、ロイミュードとの戦いでトドメを刺す時に異変が起こる。進ノ介を「父さん!」と呼ぶ青年(新田真剣佑)が現れて戦いの邪魔をした上、ベルトさんが暴走。進ノ介は武器の威力の調整ができず、敵だけでなく周囲のエネルギー施設まで破壊してしまう。さらには強敵・仮面ライダーダークドライブまで出現し、進ノ介は逃げざるを得ない状況に陥る。

(C)2015劇場版「ドライブ・ニンニンジャー」製作委員会 (C)石森プロ・東映

進ノ介の逃走を助けたのは、戦いのさなかに現れた謎の青年だった。車内で青年は、自分の名は泊エイジであり、未来から来た進ノ介の息子であると語る。その時の、戦いで傷つきながらもエイジと会話する進ノ介の苦痛に歪んだ表情は、まさに迫真であり、苦境に陥っているのがよく伝わってくる。このシーンを始めとして、本作での竹内は表情が場面としっかりと合致しているだけでなく、その奥に何かがたぎっているような、"熱"を感じる演技を見せてくれる。

ロイミュードに世界が支配された未来の映像を見た時の、焦りと驚きが入り混じった表情。エイジの言うことが信じられず、突き飛ばした時の苛立たしげな様子。そしてエイジがそれと知らずに買ってきた、進ノ介の好物のミルクキャンディを手にした時の温かな空気。そういったひとつひとつのシーンが、竹内の"熱"を感じる演技によって、より心に響くシーンとなっているのだ。

エイジが何者かに撃たれたり、変身に必要なベルトさんを破壊しなければならなくなったり、二転三転しながら物語は進行してゆく。その中にあって、竹内演じる進ノ介の気迫も高まっていき、最後の戦いの前には惚れ惚れするほどの鬼気迫る表情を見せてくれる。物語はもちろん、正義のヒーローとしての熱を全身に宿した竹内の演技を、本作でぜひ楽しんでほしい。

文=堀慎二郎

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放送情報【スカパー!】

劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー
放送日時:2024年8月28日(水)2:30~
チャンネル:ファミリー劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

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