志田「(二回目に映画を観て)今日変わったの」
齊藤「私も今日変わった!」
莉子「え!? 何があったの?(笑)」
齊藤「もう変わらないと思うけど、私は、太一!男友達と一緒にいる時の太一も好きだし、好きな人に対する太一も好き。基本的におちゃらけてるけど、本当に大切な時は真剣に向き合うところも、英二と直彦の仲を取り持とうと直接的にじゃなく頑張るところもすごく好き。太一みたいな人とだったら幸せになれそうだなって」
莉子「分かる! 私も太一です。とにかく(好きな人に対して)真っ直ぐでいてくれそうだなって。直彦の優しさは、人によっては思わせぶりに取られかねないから。そういう(彼女としては)不安要素がなく、真っ直ぐなのは太一かなって」
志田「私もずっと太一だったんですけど、今日改めて作品を見たら直彦だなって思いました」
齊藤、莉子「えー!!」
志田「彼女の泉と一緒にいない時間の直彦が素敵過ぎて...。(思わせぶりな態度をとった小春に)『こういうことはしない方がいいよ』って言うところとか、あれ自分が彼女だったらめちゃくちゃキュンキュンくるなって! あと、男女問わず誰にでも優しいところが素敵だなって思うので」
齊藤、莉子「...なるほどねぇ」
――高校生の恋愛模様を描いた作品ですが、高校時代に憧れた恋愛シチュエーションを教えてください。
齊藤「お弁当を作ってきて、お昼に一緒に食べるのとかやってみたかったです。付き合っていることを周りに見せつけたいから(笑)」
莉子、志田「ストレートでいいわ。助かる(笑)」
齊藤「朝も一緒に手をつないで登校して、休み時間ごとに教室で話して、違うクラスだったら帰りは迎えに来てもらって一緒に帰るっていうのに憧れます」
莉子「私は、教科書の貸し借りとかしたい。"『教科書貸して』って最初に言えるのが彼氏"みたいなのがいいな。ジャージの上を借りたりとか! 私、女子高だったから、そういう同じ学校だとできるちょっとしたことにすごく憧れますね」
志田「私は、同じ教室でメッセージのやり取りとかしたいです。同じ教室内で離れているんだけど、こっそり連絡とり合って...みたいなのがいいな。周りから見たら個人個人なんだけど、実は2人だけつながってるみたいな(照)」
齊藤、莉子「うわ~、ヤバ~(嬉)」
――最後に作品をご覧になる皆さんにメッセージをお願いします。
齊藤「この作品は恋の矢印が交錯していて、きっと誰しもがどこかしらに共感できると思うので、いろんな方に観ていただけたらと思います」
莉子「とにかくキュンポイントがいっぱいあって、この夏のいい思い出の一つになればいいなと思うので、ぜひ劇場でご覧ください」
志田「6人の誰かしらには共感していただけると思いますし、"棚ドン"とか"影キス"とか新しい胸キュンシーンがたくさん詰まっているので、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです」
取材・文=原田健
撮影=中川容邦
映画情報
映画「恋を知らない僕たちは」
2024年8月23日(金) 全国ロードショー
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