満島ひかりの「秘め」の演技が際立つ!見るたびに発見のある映画「ラストマイル」

(C)2024 映画『ラストマイル』製作委員会

満島ひかりが主演を務め、TBS系ドラマ「アンナチュラル」、「MIU404」の世界線がクロスする「シェアード・ユニバース・ムービー」であることでも話題となっている映画『ラストマイル』。公開から3週連続で観客動員数1位を獲得しており、その動員数は累計213万人、興行収入は30億円を突破した。人気ドラマの世界線や豪華キャストで話題を呼んでいた本作だが、主演を務める満島ひかりの高い演技力が観客を魅了し、大ヒットを支えている。

舞台は、世界規模のECサービス企業が保有する巨大物流倉庫の関東センター。そこから出荷され届けられた荷物が、相次いで爆発するという事件が発生することから物語は始まる。

ECサイトで何でも安く・早く手に入るようになった現代においてその利用シーンはさまざまで、爆弾入りの荷物が個人の家、オフィス、家族連れの集まる商業施設などを襲い、負傷者も多く発生する重大な連続爆破事件へと発展していく。

事件は流通業界最大のイベントのひとつである"ブラックフライデー"の前夜から発生するが、そんなブラックフライデーの初日から関東センターのセンター長として赴任した舟渡エレナを演じるのが、満島ひかりである。岡田将生演じるチームマネージャーの梨本孔とともに、事件の収集に奔走してゆく。

映画『ラストマイル』より
映画『ラストマイル』より

(C)2024 映画『ラストマイル』製作委員会

エレナは、会社の掲げる理念の1つである"Customer Centric (すべてはお客様のために)"を唱え、事件が起きた当初も荷物を止めない姿勢を取る。

日本の「血管」とも例えられる物流。少しでもその動きを止めれば会社にとっても大損害になってしまう。警察の働きかけに対しても強気でいたり、荷物の安全確認が必要になった際も、運送会社に対して少々強引にその対応を依頼したりと、"仕事には熱いが、それゆえの冷徹さも合わせ持った人物"というような第一印象を受ける。

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映画情報

『ラストマイル』
2024年8月23日(金)より、大ヒット公開中
©2024 映画『ラストマイル』製作委員会

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