――「一人で死ぬのは怖い。だから君に看取ってもらいたいんだ」と静から歩にかけた言葉にも表れているように、2人の関係性も前作で大きく変化してきましたよね。改めて2人の関係性についてどう思いますか?
「最初はうるさいおじさんだなと思っていたと思いますけど、やっぱり過去のことも含めていろんな事が全てわかった時に、血は繋がっていないけれど親のような関係性だなと思いました。実際に僕も貴一さんとこうしてお仕事させていただいて同じ感覚になるというか。少し重なっている部分はありましたね」
――今回、山崎育三郎さんとはNHK系連続ドラマ「昭和元禄落語心中」以来となる共演です。山崎さんとは親しい関係性とのことですが、今回一緒に演じられていかがですか?
「またこうやって違う現場で会えるのは本当に嬉しいです。前回落語のドラマをやらせていただいている時は、共に苦しみながら一緒に前を向いて頑張って作っていた作品だったので、そういった仕事を共にした山崎さんとまた一緒にできるのは心強いなと。何より育三郎さんの性格もわかっているので、現場に育三郎さんがいるだけで僕は本当に心がウキウキするので、これからの撮影が楽しみです」
――本作はまだまだ日本では馴染みのない男性ナースの存在も含めて、既成概念を打ち破っていく新たな医療ドラマだと感じました。改めて岡田さんから見た魅力を教えてください。
「男性だからこそ任せられる仕事が意外とあったりして。前回の放送を見て、ナースを目指したいという男性の方が増えたということをお聞きしていたので、今回も前回同様にそう思っていただけるドラマにしたいなとも思っています。患者さんの命と向き合うところはもちろん真剣にやっていますが、実はコメディ要素もあるので、ラフに見て笑いながら見ていただけるドラマなのではないかなと思っています」
――今作ではまた違った歩の姿が見られると思うのですが、どんなところに注目してほしいですか?
「前回は歩のナースとしての成長が主に描かれていたと思うのですが、今回は違うナースの方々にも焦点が当たっているので、歩以外のナースの方々の成長も見届けてほしいなと思います」
スタイリスト/大石裕介
衣装クレジット ヒューベント エンド スパイク
取材・文=川崎龍也
放送情報
「ザ・トラベルナース」
10月17日(木) 21:00スタート(テレビ朝日系)
初回は拡大スペシャル!
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