1976年に放送された石原裕次郎、渡哲也共演の刑事ドラマ「大都会-闘いの日々-」といえば、石原プロモーション制作としては初の本格的連続テレビ作品。脚本には、倉本聰が参加しており、重厚な人間ドラマが展開されていたが、シリーズ続編となる「大都会PARTⅡ」「大都会PARTⅢ」ではアクション路線に舵を切り、その後の石原プロの代表作であり、ド派手なアクションが語り草となっている「西部警察」シリーズへの礎を築いた。
その後、舘ひろしのドラマ初主演作品「ただいま絶好調!」を経て、石原プロが映像制作を再開させることとなった連続ドラマが「ゴリラ・警視庁捜査第8班」(1989年~1990年放送)だ。同ドラマは、派手なアクション重視だった番組前期から一転、後期はヒューマン路線に路線変更した。そんなヒューマン路線を引き継ぐ形ではじまったのが舘ひろし、渡哲也共演の「代表取締役刑事」(1990年~1991年放送)だ。当時、石原プロの社長を務めていた渡哲也は本作について「どっしりと腰を据えた、人間味豊かな刑事ドラマを目指した」と語っていたが、それはひいては石原プロ初の連続ドラマとなった「大都会-闘いの日々-」への原点回帰という側面もあった。
放送情報【スカパー!】
代表取締役刑事
放送日時:10月27日(日)02:00~
放送チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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