――作中では、おふたりとも、子どもの頃からカーリングをやってきたという役柄でした。実生活でも、幼少期からフィギュアスケートやゴルフ、芸能活動を続けてきたと思うのですが、何かを続けるということに悩んだ経験はありますか?
本田「私は3歳から芸能活動とフィギュアスケートの2つをやっていて、その時にどうしても周りの声を気にしてしまって"中途半端かな"とか"どちらか1個にしたほうがいいのかな"って思ったときもありました。ただ、そうやって悩むのは、好きだからだってあるときに気づいて。そのときに"好きなのになんで嫌いになる努力をしなきゃいけないんだろう"って思ったんですよね。それ以来"好きだったら、嫌いになるまでやろう"って思うことができて。今はもうその悩みがなくなりました。好きを忘れなければ、ずっと大丈夫だと信じてます」
川口「私はゴルフや習い事を幼い頃からやっていて、あまり続かなかったんです。ただ、その中で唯一続いているのが、15歳から続けている芸能のお仕事なんですよね。正直、軽い気持ちから入ったので、私自身、ここまで続けられていることに驚いています。なぜこんなに夢中になるのか、それは表現すること、正解がないことのおもしろさなんじゃないかなと思っています。いくら追求しても答えが出ないことが楽しいのかなって。そんなことに出会えたのは、自分の中では奇跡的だなと思っていますね」
――最後に「カーリングの神様」というタイトルにちなんで、お二人にとって神のような存在の人を教えてください
本田「私は母です。母の言ったことは疑いもなくその通りにしちゃうんです。ご飯を一緒に食べに行ってメニューに迷ったら、母が決めたのを食べるし、"望結はこっちが好きなんじゃない?"って言ったら、もう大好きになってしまいます」
川口「私は玉置浩二さんです!両親が玉置さんのファンということもあって、10歳のときに初めてライブに行かせていただいたんですけど、その時にこの人、すごいと思ってしまいました。表現力、幅の広さ、豊かさみたいなものを見て"何を経験してきて、どう練習したらこんな表現ができるんだろう"って思ってしまうほど。唯一無二な存在です」
文・撮影=於ありさ
本田望結
ヘアメイク 山田佳苗
スタイリスト 田中トモコ
川口ゆりな
ヘアメイク ナカヤス ミク
スタイリスト 二宮梨緒(Pale)
映画情報
映画「カーリングの神様」
2024年11月8日(金) 公開
詳しくはこちら