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畑 芽育、初主演映画『うちの弟どもがすみません』共演の4人は「本当の兄弟みたいでした」

俳優

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――そんな作間さんと共演してみて、いかがでしたか?

「年齢が下だとコミュニケーションがとりやすいんですけど、作間さんとは同い年だった分、逆に難しくて、最初は私の方が壁を作っていたかもしれません。でも現場に入ると、すごく気さくな方でした。今回、源と糸ちゃんの物語が紡がれていくシーンがあるのですが、どの角度がいいのか、どう喋るとこの2人の雰囲気がうまく作れるのか、などいろいろ相談しながら、一緒に良い空気感を作ることができました。現場では同志のような存在でしたし、役者さんとしても作間さんのことを尊敬しています」

――続いては、次男役の那須さんの印象を教えてください

「本当に私の勝手な印象なのですが、同い年の作間さんもひとつ年上の那須さんも怖いイメージがあって、どう接すればいいか悩んだんです(笑)。織山さんや煌音くんは年下で、のほほんとした雰囲気をまとっていたから、弟として接することができたのですが、2人のことは、どうしても弟には見えなくて(笑)。ただ、那須さんも作間さん同様に気さくに接してくれたので、本当に助かりました。那須さんの普段の立ち回りは分からないですが、今回は現場のムードメーカーで、イジられキャラを買って出てくださったし、盛り上げてくださったので、すごく頼りになりました。スタッフさんからも可愛がられていたと思います」

――三男役の織山さんについてはいかがですか?

「織山さんのお芝居がすごく印象に残っています。柊という役が、すごく繊細で難しい役柄だと思っていたのですが、本読みの段階から、私が思い描いていた柊を表現していることにびっくりして...。実際、一緒にお芝居をしても、柊の絶妙な感情を繊細に表現されていたので、勝手で偉そうですけど一役者として『きっと、織山さんは、これからお芝居でも輝いていく方なのかな』と感じました。お一人で黙々と準備をされる方だったのもあって、ミステリアスな部分も多く、柊にピッタリだなと思いました」

――類を演じた内田さんの印象を教えてください

「これは、4人全員そうなのですが、私が頭のなかで想像していたキャラクターたちが、本当に三次元に生み出されていたんです。そのなかでも、煌音くんは類くんがそのまま飛び出てきたような印象でした。まだ小学5年生なのに、監督が言っていることを誰よりも理解して、誰よりも良い返事をして、誰よりもキビキビと動く。『こんな11歳の男の子いるのかな?』と思うくらいしっかりしていました。現場では、織山さんと煌音くんが現場でイチャイチャしていたイメージがあります(笑)」

――最後に、この作品ならではだと感じる魅力的なポイントを教えてください

「急に新しい弟たちと5人で暮らすことになり、その家族のなかでラブが起こるというのは非現実的な感じがしますし、私も演じるうえで『共感できない部分』が生まれてきちゃうのかなと心配だったのですが、実際にお芝居をしてみると、なかなかありえない設定ではありつつも、リアリティがあって、ときめく瞬間がすごく多いんです。恋愛の要素だけではなく、家族愛も感じられる作品なので、『少女漫画が原作の映画だから』となかなか足を踏み入れられない人にも、ひとつの『ホームドラマ』として捉えていただくのが、おすすめだなと思いました。温かい気持ちになれる映画になっていますので、そういった要素も皆さんに届けばいいなと思っています」

畑 芽育が推しについて熱く語った記事はこちら

文・写真:浜瀬将樹

ヘアメイク:菅長ふみ/Fumi Suganaga(Lila)
スタイリスト:平田雅子/MASAKO HIRATA

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映画情報

映画『うちの弟どもがすみません』
12月6日(金) 全国ロードショー
原作:オザキアキラ
出演:畑 芽育、作間龍斗、那須雄登、織山尚大、内田煌音ほか
監督:三木康一郎

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