――演じたキャラクターについて「共感できたこと」、もしくは「共感できないこと」は?
伊藤「脚本を読むだけでは、『整はどういうキャラクターなんだろう』と掴めない部分があったんですけど、実際に演じてみると、好きな人には甘えたり、ちょっと試すようなところがあったりして...。
僕もどちらかと言うと、先輩に甘えやすいタイプなので、そういうところは共感できるなと思いました。寂しさを抱えている部分や、ふとしたときに孤独を感じる瞬間は、『人間みんなそういうときあるよな』と思いましたし、自分も繊細に表現できたらなと思っていました」
武藤「僕も思ったことを口に出すときもあれば、周りの環境が変わることによって、うまく伝えられず、自分の中で思い留めておくことが多いので、そういうところは共感できます。逆にできない部分としては、僕、メールが続かないタイプで...」
伊藤「(メールを送ったが)全然返信がなかったです(笑)」
武藤「すみません(笑)」
――武藤さんは整、伊藤さんは一顕について思うことがあれば教えてください
伊藤「初めて脚本を読んだときから、男性としてすごく共感しやすいキャラクターで、だからこそ彼の気持ちも分かるなと思いました。一顕はめっちゃいいヤツなんで、いろんな人に愛されるだろうなと思いましたし、自分の一番大切な人から拒絶されるところは、自分も心が痛くなりました」
武藤「会話をしていくなかで、急にとんでもないことを言い出す整がすごく好きです。彼が何を考えているのか知りたくなるし、沼にハマる状況を作り出せる整は不思議な人。周りにいたら友達になりたくなるタイプだと思います」
放送情報
ドラマ特区「ふったらどしゃぶり」
放送局:MBS(毎日放送)ほか
放送日:1月9日(木)より順次放送(MBSは毎週木曜24:59〜)
原作:一穂ミチ
出演:伊藤あさひ、武藤潤(原因は自分にある。)、秋田汐梨、松本大輝ほか
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