![](/2025/01/images/shizukanaame.jpg)
2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」に主人公・豊臣秀長役で出演することが決まっている俳優・仲野太賀。これまでも「この恋あたためますか」(2020年)、「コントが始まる」(2021年)、「いちばんすきな花」(2023年)など数々の話題作で確かな存在感を放ってきた仲野。2024年は7月期の「新宿野戦病院」で小池栄子とW主演を務めたり、12月に公開され現在も上映中の映画「聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメン VS 悪魔軍団〜」に出演したりと、その活躍はさらに目覚ましく、それだけに本人の目標でもあったという大河ドラマでの主演にますます期待が高まる。
![仲野太賀主演、衛藤美彩がヒロインを務めた映画「静かな雨」](https://hominis.media/2025/01/images/shizukanaame2.jpg)
(C)2019「静かな雨」製作委員会/宮下奈都・文藝春秋
そんな仲野が主演を務め、公開前年に乃木坂46を卒業したばかりだった衛藤美彩がヒロインとして共演したのが、映画「静かな雨」だ。原作は「羊と鋼の森」で知られる宮下奈都の同名デビュー小説。「四月の永い夢」、「わたしは光をにぎっている」などで知られる中川龍太郎がメガホンを取った。
![](https://hominis.media/2025/01/images/shizukanaame3.jpg)
(C)2019「静かな雨」製作委員会/宮下奈都・文藝春秋
本作で仲野が演じているのは大学の研究室で働き、考古学を研究している行助で、足に障がいがある男性。そして、本作が映画初主演となった衛藤は、1人でたいやき店を営むこよみを演じている。
2人が出会ってからほどなく、こよみは事故に遭い、記憶障がいが残ってしまう。新しい記憶を短時間しか留めておけなくなったこよみに対し、行助は2人で生きていくことを決意する。セリフは少なく、日常が淡々と綴(つづ)られていく本作は、それ故に"無言の演技力"が求められる作品だ。
監督は「走れ、絶望に追いつかれない速さで」(2016年)でタッグを組んでいたこともあり、親しい仲の仲野に行助役をオファーしたという。仲野は、記憶を失ってしまうヒロインの相手役を演じるにあたって、監督と話し合いを重ね、考え抜いて現場に臨んだという。そして衛藤も、作品の世界観に魅了されたと語っている。そんな仲野と衛藤が紡ぐ、静かで、やがてほんのり心が温まる演技に注目したい。
■無言で語るような仲野の佇(たたず)まいと、衛藤の謎に満ちた女性像
放送情報【スカパー!】
静かな雨
放送日時:2025年2月4日(火)21:00~
チャンネル:映画・チャンネルNECO
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
詳しくは
こちら
コメント