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佐野晶哉との年の差は58歳!名優・平泉成がキャリア60年にして初主演を務めた感動作「明日を綴る写真館」

俳優

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「明日を綴る写真館」 (C)2024「明日を綴る写真館」製作委員会 (C)あるた梨沙/KADOKAWA
「明日を綴る写真館」 (C)2024「明日を綴る写真館」製作委員会 (C)あるた梨沙/KADOKAWA

グループ結成日である2月18日に待望の1stアルバム「D.N.A」をリリースしたAぇ! groupに所属し、俳優としての活躍も期待されている最年少メンバー、佐野晶哉。

映画初出演ながら、主人公の親友役で瑞々しい演技を披露した2022年のヒット作「20歳のソウル」に続き、秋山純監督&中井由梨子(脚本)と再びタッグを組んだ「明日を綴る写真館」(2024年)では、他人との関わりが苦手な新進気鋭のカメラマン・太一を佐野が演じている。

名優・平泉成と佐野昌哉の58歳という年齢差を超えた絆が感動的!「明日を綴る写真館」
名優・平泉成と佐野昌哉の58歳という年齢差を超えた絆が感動的!「明日を綴る写真館」

(C)2024「明日を綴る写真館」製作委員会 (C)あるた梨沙/KADOKAWA

「20歳のソウル」で主人公の祖父を演じた名優・平泉成が"キャリア60年"にして初主演を務めたことも話題を呼んだ本作。平泉が演じるのは、さびれた写真館を営む、無口で頑固だが情に厚いカメラマン・鮫島だ。

鮫島の写真に心を奪われた太一は、華々しいキャリアを捨てて弟子入りを志願。両親との不和により人付き合いを避けてきた太一にとって、カメラマンと被写体という関係を超えてまで客と深く関わり合う鮫島の姿は驚きでしかなく、他人が抱える問題のために必死に奔走する鮫島に振り回されながらも、太一は自分に足りないものに気付かされていく。

最初は太一の弟子入りを拒み、東京へ帰そうとする鮫島だったが、写真を通して次第に心を通わせる2人の姿が今作では丁寧に描かれる。実生活でもカメラが趣味だという平泉のベテランカメラマン役はまさにハマリ役。葛藤を抱えながらも己の選んだ道を進む太一をひたむきに表現した佐野との年齢差は実に58歳。劇中では、そんな周囲に素直になれない者同士が様々な出来事を通して本音をぶつけ合い、師弟を超えたような関係性に...。紆余曲折を経て辿り着く結婚式のシーンは、ドラム演奏をする佐野と、アドリブ演技で盛り上げる平泉の幸福感に満ちたやり取りがもらい泣き必至だ。

共演には、平泉の初主演を祝福するかのように集結した、吉瀬美智子、高橋克典、田中健、美保純、赤井英和、黒木瞳、市毛良枝ら錚々たる豪華俳優陣が出演。特に、平泉&佐野と同じく「20歳のソウル」にも名を連ねた佐藤浩市は、遺影を撮影するため訪れるお客・牧嘉太郎の役で存在感を放つ。鮫島と太一が牧の撮影に臨むシーンは、その穏やかな空気感にじんわりと温かいものが込み上げる。

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放送情報【スカパー!】

明日を綴る写真館
放送日時:2025年3月4日(火)13:20~ほか
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくは
こちら

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