村上もとかが手掛けた大ヒットコミックを原作として、2009年に実写ドラマ化された「JIN−仁−」。幕末の江戸にタイムスリップした現代の脳外科医・南方仁が、近代医療の知識を駆使して人々を治療するというストーリーで、第63回ザテレビジョンドラマアカデミー賞や東京国際ドラマアウォード2010をはじめ、国内外で数多くの賞を受賞した名作だ。

出演者もそうそうたる顔ぶれで、主人公の仁は大沢たかおが演じた。また、仁の現代の恋人・友永未来と江戸時代の花魁・野風を中谷美紀、江戸時代に来た仁の世話をする橘咲を綾瀬はるか、そして幕末の志士・坂本龍馬を内野聖陽が演じている。

堂々とした花魁の姿の奥に女心を秘めた野風や、ひたむきに仁を支える純な咲など、名優たちの演技力によってどの人物も存在感のある人物となっている。中でも内野が演じた龍馬は、強烈な印象を残す人物だ。ここでは龍馬役の内野の演技について見ていきたい。

■自由で豪快、熱い想いも秘めた男・龍馬を説得力のある演技で内野聖陽が体現！