佐野勇斗、小関裕太らが演じる男たちとの関係性も気になる...綾瀬はるかがコミカルに体現する「終活」と向き合う独身女性のリアル
俳優
(C)NHK
都庁から美術館に出向している那須田は、焦って婚活アプリに登録するなど安直な鳴海に対し「結婚すれば安心って昭和の発想ですよね?」と辛辣な言葉を浴びせたり、伯母の孤独死に食いついてきたりと、やたらと鳴海に絡んでくる意味深な男。

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佐野が死んだような目を浮かべ、原作に忠実に再現しているこのキャラクターだが、実は鳴海に好意を寄せている"こじらせ男子"であり、鳴海の終活を通じて、今後どのような関係になっていくのか、その行く末が気になるところ。
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さらに"楽しそうな姉"に対し"つまらない弟"と比較され育ったことから姉に対して歪んだ感情を抱く弟・聡を小関裕太が演じており、どことなく冷たいまなざしを向けるなど、この男もまたひと波乱を起こしそうな予感だ。
まだまだドラマは始まったばかりだが、「ひとりでしにたい」と決意を固め、よりよく死ぬためによりよく生きようと奮闘するヒロイン像に、多くの期待や共感の声が寄せられている「ひとりでしにたい」。
世間の常識や固定観念に時に傷つけられながらも、親の介護、老後費用、小姑との関係といった問題に立ち向かい、自分の幸せを自分で決める──。そんな現代的なヒロインの姿には胸のすくような思いがすることだろう。

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文=HOMINIS編集部
放送情報
土曜ドラマ「ひとりでしにたい」
2025年6月21日より毎週(土)22:00〜NHK総合で放送中<全6話>
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