佐藤健、町田啓太らTENBLANKに集まる熱視線!菅田将暉、高石あかりも華を添える「グラスハート」の並々ならぬ「原作愛」
俳優

■渾身の企画に込めた佐藤健のこだわりが感じられる音楽シーン
天才ゆえの不思議ちゃんな一面から音楽にストイックな姿まで、いくつもの表情や口調を使い分けながら浮世離れした人物像を浮かび上がらせる佐藤は、共同エグゼクティブプロデューサーとして制作業にも初挑戦した。
自ら企画を持ち込んだ佐藤の原作への愛情、こだわりを感じさせるのが音楽描写だ。同じくバンドを題材とした「BECK」(2010年)が思い出されるが、今作ではTENBLANKメンバーたちと共に1年以上の準備を経て、楽器演奏にも挑戦。冒頭のフェスや"野音"こと日比谷野外音楽堂での初ライブなど、大掛かりなライブシーンでの自然な楽器さばき、堂々たるステージングは説得力抜群だ。

また楽曲へのこだわりも抜かりなく、親交の深いRADWIMPSの野田洋次郎がタイトル曲「Glass Heart」を制作。さらにはTaka(ONE OK ROCK)など総勢26組のアーティストが参加した楽曲のクオリティはお墨付き。ライブや作曲中のセッションといった演奏シーンを端折ることなくしっかりと見せることからも自信が窺える。

ハードルが高くなりがちな音楽ドラマという難題に、自分の持てるものを駆使して挑む佐藤の姿勢は、まるで飽くなき音楽への探究を続ける藤谷のよう。劇中の姿を見れば、自然と佐藤の作品への熱い思いが感じられるはずだ。
文=HOMINIS編集部
配信情報【Netflix】
Netflixシリーズ「グラスハート」
7月31日(木)よりNetflixにて世界独占配信
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