俳優・内野聖陽が9月16日(火)に57歳の誕生日を迎える。大河ドラマ「風林火山」(2007年)で主演を務め、破天荒な検視官を演じた「臨場」や坂本龍馬役で出演した「JIN-仁-」などの人気シリーズでは魅力的なキャラクターを熱演。近年では、西島秀俊とダブル主演を務めた「きのう何食べた？」シリーズでの、シロさんの恋人で人当たりの良い美容師ケンジも当たり役となった。

型破りな人物も愛らしいキャラクターも自分のものとして、生き生きと魅力的に見せる。硬軟自在の演技で数多くの映画、ドラマ、舞台にと活躍する、実力派ベテラン俳優の一人。そんな内野が好演を見せた近作が、9月5日(金)にＷＯＷＯＷシネマで放送される「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」(2024年)だ。

本作は、「カメラを止めるな！」(2017年)などで知られる上田慎一郎が監督・脚本を手掛けたクライムエンターテインメント。日本でも話題を呼んだ韓国ドラマ「元カレは天才詐欺師 ～38師機動隊～」(2016年)を原作に、映画へとリメイクして鮮やかな騙し合いバトルを展開させていく。

真面目な税務署員・熊沢二郎(内野)は、天才詐欺師・氷室(岡田将生)の巧妙な詐欺に引っかかり大金を奪われてしまう。親友である刑事の助けを得て氷室を追い詰めるが、「見逃してくれたら、税務署も手を出せない脱税王・橘大和(小澤征悦)が脱税した10億円を徴収する詐欺を仕掛ける」と取引を持ちかけられる。

熊沢は犯罪の片棒を担ぐことに葛藤するが、過去の因縁から復讐を決意し、氷室とタッグを組むことに。曲者揃いのアウトロー達を集め、詐欺師集団・アングリースクワッドを結成。壮大な税金徴収ミッションに挑む。