吉岡秀隆が20歳の頃に出演した黒澤明監督作品!長崎で過ごす夏を通して戦争と平和の歴史に触れる物語「八月の狂詩曲」

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「八月の狂詩曲」(衛星劇場)
「八月の狂詩曲」(衛星劇場)

9月14日から放送される野田洋次郎とのW主演ドラマ「連続ドラマW 夜の道標 -ある容疑者を巡る記録-」で刑事役を演じる吉岡秀隆。名子役としてブレイクを果たしたドラマ「北の国から」の時代を経て、現在も人間味溢れる演技派俳優として第一線で活躍している。

そんな吉岡が「北の国から」や「男はつらいよ」などのヒット作への出演を経て、成人になる時期に出演したのが巨匠・黒澤明がメガホンをとり、脚本も手がけた「八月の狂詩曲」だ。

吉岡秀隆ら演じる4人の孫たちが、長崎の歴史に触れる夏休みの日々を描く
吉岡秀隆ら演じる4人の孫たちが、長崎の歴史に触れる夏休みの日々を描く

(C)1991松竹株式会社

原作は芥川賞に輝いた村田喜代子の「鍋の中」で、主人公で被爆体験を持つ長崎の祖母・鉦を村瀬幸子が、鉦の兄の息子でハワイに住んでいるクラークを人気絶頂期のリチャード・ギアが演じている。吉岡は親たちが不在のため、夏休みを祖母の家で過ごす孫の1人、縦男を演じた。

当時、芝居を続けるかどうか悩んでいたという吉岡は、東京国際映画祭のトークショーで、本作に出演していなかったら今の自分はないと語った。後の2024年に第77回カンヌ国際映画祭の公式ポスタービジュアルにも採用された本作での、吉岡の役どころと演技を振り返ってみたい。

■吉岡が演じるのは孫たちをまとめるお調子者の兄貴分

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放送情報【スカパー!】

八月の狂詩曲
放送日時:2025年9月14日(日)0:50~
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

詳しくは
こちら

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